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吉高由里子「白い春」第8話・・。妄想系ストーリー「ブロークバックパン屋」 [吉高由里子]

「白い春」第8話もずいぶん無理な展開になってきた。
無理やり最終回へ向けて盛り上げようという感じ。
予告編でポニョが倒れていたのには笑ったが。
だいたい子どもをあんなに甘やかせてはいけない。
あのままでは、わがままし放題のガキになる。
とまあ、文句をつけながらも毎週まずまず大きな不満なく観ていられるのは
映画畑でやっている力のある俳優が中心だからだ。
吉高由里子を危機に陥れる役で津田寛治が登場したのもちょっとしたプレゼント。
津田寛治が北野武に直接直訴して「ソナチネ」でデビューしたのは有名な話。
映画畑の人間がドラマへ出ることに対する不満はさておいて。
ま、今回も吉高由里子の大きな見せ場はなかったが。

妄想系ストーリー「ブロークバックパン屋」

「おい、大量注文が来たんだ。今日は残ってくれよ」
 そう言った瞬間、村上康史(遠藤憲一)は自分の本当の気持ちに気付いた。
(え、おれって・・あいつのことを・・)
 目の前の佐倉春男(阿部寛)が今までと違って見える。
「ふん、誰が残業なんかするか」
 冷たく振る舞う春男に、康史の心は余計熱く燃える。
「おい、そんなこと言うなよお」
(おれって、目が潤んでる・・)
 すげなく部屋を出ていく春男を見ながら、康史は泣き出しそうになるのをこらえた。
「何してるの?」
 高村佳奈子(白石美帆)が入ってくる。砂を噛むような虚しさが康史をさいなむ。
「ねえ、今夜は久しぶりに・・」
 しなだれかかってきた佳奈子をよけながら、康史はひと言つぶやくのだった。
「自分でやれ」
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