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「真夏のオリオン」北川景子の新しい姿。今夜の「白い春」吉高由里子は? [吉高由里子]

北川景子出演「真夏のオリオン」を観た。
上映館へ入って、まず観客の層に驚く。
もちろん全国の上映館が同じだとは思わないが、やや年配の男性が多い。
「戦争物」、「潜水艦物」のファンということか。
この映画、もちろん北川景子出演ということで足を運んだのだが、
まず北川景子関連以外のシーンについて触れよう。

映画の内容は・・あま~い、あま~いお話。
戦争を扱って、こんな甘い話も珍しい。
ストーリーや「第二次大戦もの」としてのクオリティに期待してはいけない。


楽しめたシーンも少なからずあった。
特に魚雷がアメリカ軍関連を目指して進んでいくシーンは、
一部「ジョーズ」を観ているようにワクワクさせてくれた。
もちろん「ジョーズ」というのは褒めすぎではあるけれど。
俳優では吹越満と吉田栄作が頑張った。
はっきり言って、艦内の緊迫感はこの2人のみによってもたらされていた。
玉木宏、平岡祐太らでは緊迫感の醸成はまだ無理で、
主演の玉木宏に関しては、その特徴的な面立ちはスクリーンに合っているけれど、
「有能な艦長」だという説得力をもたらすには至ってなかった。
艦長が部下に理由を説明せずに不可解な行動をとるシーンがしばしばあったが、
「何か考えあって」そうしているというようには見えず、
「ただ説明しないだけ」に見えてしまっていたのだ。
玉木宏の映画出演は増えそうだから、
そのあたりを課題として研鑽すべきだろう。
吹越はさすがの芝居だったが、驚いたのが吉田栄作。
非常にいい味を出していて、これならば大きな役もいいのではないかと思わせた。

さて北川景子。
出演場面が少ないのではと危惧していたが、
多くはないものの非常に印象に残る役割を果たしており、「いい出演」だったと言えるだろう。
ファンとしては今までとは全く違う、「新しい北川景子」を観ることができたのが収穫だった。
細かい点については、後日に譲る。

さて「白い春」も終幕に近づいた。
今夜はどんな吉高由里子が登場するのか。
そしてポニョの病気はどうなる・・と一応書いてみたりして。

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