宝物。オレリー・デュポンAurelie Dupontとマニュエル・ルグリの「ル・パルク」 2 [愛とバレエ]
「ル・パルク」。
アンジュラン・プレルジョカージュの振り付けた作品。
男女がキスしたままで旋回するシーンは「現代のクラシック」とさえ呼べる。
生の舞台、映像と、これまでにいくつかこのシーンを観てきたけれど、昨夜のマニュエル・ルグリとオレリー・デュポンは次元が違っていた。
旋回する二人、わたしに見えたのは汗ではなく、舞台上から劇場全体へ無数の矢のように放射される情熱PASSIONと情念とエロス。
それは他のどんなパートナーシップからも感じることのできないものだった。
オレリー・デュポンの「ル・パルク」と言えば、わたしはかつてローラン・イレールとの踊りを観た。
素晴らしかった。
鳥肌が立ち、胸にとてつもなく熱いものがこみ上げてきた。
しかしそれよりもドキュメンタリーの中でマニュエル・ルグリとオレリー・デュポンが見せた踊りは凄まじかった。
アンジュラン・プレルジョカージュの振り付けた作品。
男女がキスしたままで旋回するシーンは「現代のクラシック」とさえ呼べる。
生の舞台、映像と、これまでにいくつかこのシーンを観てきたけれど、昨夜のマニュエル・ルグリとオレリー・デュポンは次元が違っていた。
旋回する二人、わたしに見えたのは汗ではなく、舞台上から劇場全体へ無数の矢のように放射される情熱PASSIONと情念とエロス。
それは他のどんなパートナーシップからも感じることのできないものだった。
オレリー・デュポンの「ル・パルク」と言えば、わたしはかつてローラン・イレールとの踊りを観た。
素晴らしかった。
鳥肌が立ち、胸にとてつもなく熱いものがこみ上げてきた。
しかしそれよりもドキュメンタリーの中でマニュエル・ルグリとオレリー・デュポンが見せた踊りは凄まじかった。
「マニュエル・ルグリの密着ドキュメンタリー エトワール最後の60日」を観ました。
バレエはクラッシック音楽と同様、ヨーロッパ的美学に溢れた世界であろうという認識はありましたが、積極的に観ることは今まで全くありませんでした。今後もこの世界に魅了されるにはそれなりの訓練が必要かと思いますが、それでもバレエの持つ美しさを今回は私なりに楽しむことができたように思います。
まず感じたのはその動きから身体の筋肉に至るまで一切の無駄や妥協のない「厳密な美」の世界であるということ。恥ずかしながら階級があることすら知りませんでしたが、「エトワール」が絶対的に最高であるという全く嘘のない世界・・、若いバレリーナ達のマニュエル・ルグリを見る眼があこがれと尊敬に満ちていたことが大変印象深かったです。そして、それぞれが最高のバレエを目指して切磋琢磨する、本当にはっきりした嘘のない世界ですね。
比べる対象にすらなりませんが、日本の芸能(特に芸人)の一見互助会のような胡散臭い世界とは対極で、そんなものを見せられてありがたがっているバカらしさをあらためて感じました。
今後はできる限り積極的にバレエを観てみようと思います。ちょっと小学生の感想文みたいなしめくくりになりました…
by She's a Rainbow (2009-09-20 00:20)
>一見互助会のような胡散臭い世界とは対極
素晴らしく的確な表現ですね。
それにしてもShe's a Rainbow様のような方に新たにバレエに対する興味を持っていただけるとは、嬉しいことです。
まあ、わたしはバレエファンとしては異端的な考えを持っているのだと思いますが、バレエ(と言っても、特に自分の気に入った人・ものですが)に対する愛と情熱は誰にも負けないかと。
とにかくパリ・オペラ座バレエのダンスを観るだけで、あらゆる感覚が喜ぶんです。
その中でもマニュエル・ルグリはエトワール中のエトワール。「別格」の存在です。ブログでも取り上げていますが、あの番組の中の「ル・パルク」の映像は「宝」です。しかもルグリの決して尊大にならない性格も凄い。
ところでバレエは比較的短い期間で「すごいもの」と「そうでないもの」が分かる芸術だと思いますよ。 She's a Rainbow様がバレエを心から楽しめる日はそれほど遠くないかもしれませんね。
末尾ルコ(アルベール)
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-09-20 00:59)