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宝物。オレリー・デュポンAurelie Dupontとマニュエル・ルグリの「ル・パルク」 3 [愛とバレエ]

例えばイリ・キリアン振付の「小さな死」。
オーガニズムを表現したとされる作品だが、
マニュエル・ルグリとオレリー・デュポンのよって踊られる「小さな死」は「完璧」だ。
大袈裟な個所など何一つなく、静謐極まりなく無表情と感じるほどだが、その中から男女の最高の瞬間が醸成され尽くす。
2人の肉体はまるで一つの有機体のようになったかのように自在に暗闇に近い舞台上を漂う。
かつてルグリの最高のパートナーと呼ばれたモニク・ルディエールがほとんど踊らなくなった今、やはりオレリー・デュポン以外にルグリと調和できるバレリーナはいない。
その2人の「ル・パルク」の伝説的シーンを映像として観ることができたのである。
「完璧」。
そしてそれ以上。
「完璧」の中から「完璧」をも超えようとする情念が放射される。
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