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沢尻エリカ解雇報道について 1 [末尾ルコ(アルベール) 美学 生と死のあいだ]

日本の芸能界の一大勢力であるスターダストプロモーションが沢尻エリカを解雇するであろうという報道がされている。
沢尻エリカがどのような「重大な契約違反行為」をしたかははっきりしないので触れないが、以前から書いているように、わたしは沢尻エリカに対しては常に一定の寛容性を持って見ている。
理由は簡単。
沢尻エリカには非常に豊かな女優としての才能があるからだ。
逆に酒井法子には一切寛容な気持ちを抱けないのは、彼女に「女優」としての才能も「歌手」としての才能も見出したことはないからだ。
酒井法子のかつての人気は、周囲におぜん立てされた「バブルアイドルタレント人気」と、
テレビメディアを中心に醸成されてきた「隣のにいちゃん・ねえちゃんタイプのタレント」に人気が集まるという社会的雰囲気による。
上地雄輔の人気もまさにそれではないか。

正直沢尻エリカは頭のいい人ではないと思う。
あの才能と美貌をもってすれば、もっと巧妙に振る舞えばすでに「別格」の大スターになっていただろう。
(ある意味現在でも別格だが)
しかしその巧妙に振る舞えない不器用さを楽しむ人間がもっといてもいいのではないか。

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コメント 4

marimo

なるほど(^^
確かに正統派、清純派というのは、時代を問わず
お膳立てされた、作られた感がありありな気がします。
by marimo (2009-09-28 12:24) 

末尾ルコ(アルベール)

もちろん「本物の正統派、清純派」という人たちもいますけどね。

これからもよろしくお願いします。

                        末尾ルコ(アルベール)
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-09-28 15:44) 

エトワール

私もこの意見には同意見です。凜として媚びない、女優然としたあの雰囲気をあの若さで既に醸しだしている、そして、華やかさ、実力を伴った若手がいない昨今、久しぶりにいい女優さんが出てきたな、と彼女の佇まいや演技を見て思っていたので、この報道にはホントに驚かされました。私は彼女がインタビューに答えているのを見て、逆に好感が持てました。当選、番宣ですけど、作品を作ること、演技へのストイックさが感じられ、決してぬるい環境に迎合しないであろう、毅然とした受け答えが清々しく思えたのです。もとはと言えば、「エリカ様」などと揶揄して、勝手に彼女の可能性を小さな器に閉じ込めてしまったのはマスコミではないですか。また1つ、女優という才能を葬り去った責任は決して小さくないでしょう。
by エトワール (2009-09-29 21:20) 

末尾ルコ(アルベール)

沢尻エリカの本質を見事にとらえたご意見だと思います。
沢尻エリカの芝居に対する取り組みの真摯さは、映画関係者の間からも伝わってきますし、あのかなり現実離れした雰囲気は他の女優に出せないものです。

>決してぬるい環境に迎合しない

その沢尻エリカの素晴らしい資質を嫌うマスコミ・芸能関係者が多いことが問題です。なぜならば、彼らは「迎合」の世界に生きているから。

しかし決して沢尻エリカが葬り去られることはないと思いますし、そんなことを許すべきではないと思います。

素晴らしいご意見、ありがとうございます。

                           末尾ルコ(アルベール)
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-09-30 00:28) 

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