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北川景子出演「死刑台のエレベーター」リメイクで主演する吉瀬美智子。「殺気」と吉高由里子 [吉高由里子]

北川景子出演「死刑台のエレベーター」リメイクだが、ルイ・マルの傑作の主演がジャンヌ・モローとモーリス・ロネだった。
ジャンヌ・モローは言うまでもなく映画史上屈指の大女優。
美、知性、悪徳、退廃、崇高・・ジャンヌ・モローの中にどれだけの属性が内包されているか。
まさしく世界中の女優が範とすべき女優の一人だ。
そのジャンヌ・モローの役が吉瀬美智子・・。
ほとんど女優としてのキャリアがない。
このあたりが現代日本女優界の層の薄さだろう。
30歳前後に人材が少ない。
吉瀬美智子を悪いと言っているわけではない。
可能性のある女優だ。
しかしわざわざリメイクを作る「死刑台のエレベーター」の主役とは・・。
30前後の女優で吉瀬美智子より実力・キャリアともに上だと考えられるのが、麻生久美子、竹内結子、中越典子あたりか。
吉瀬美智子をキャスティングしたポイントは、まだ「色」がついてないところだろうか。

ところで吉高由里子と時代劇について考えていてふと思いついた言葉が「殺気」だ。
「殺気」という言葉、わたしが美学・芸術などを考える上で非常に重要なファクターになると思う。
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ton

とても面白そうな映画ですね。吉瀬美智子は昨今、メディアでたくさん露出していますね。最近主演した「白夜」という映画も、どちらかというとフランスの映画のような風情を感じました。観ていませんが。

ところで、「日経エンタテインメント!」というルコさんが常々言及されている雑誌の表紙が吉高由里子で、インタビューに答えていました。比較的面白く、園子温監督のコメントがあり、「きれい、かわいいではなく芝居で感動させる力量がある」、「日本映画がしっかりと女優を育てていた昭和時代の女優に近い」「役のために女優が脱ぐことなど当たり前だった」など肯けることばかり語られていました。もうチェックされたかもしれませんが、ブログでもぜひルコさんなりのお考えを聞くことができたら嬉しいです。
by ton (2009-10-04 14:40) 

末尾ルコ(アルベール)

わたしも「白夜」、観ていませんが、ジュリー・デルピー、イーサン・ホークの「恋人たちの距離」のようなストーリーですね。一歩間違えば恥ずかしい映画になるはず。

ついに吉高由里子が「日経エンタ」のインタヴューですか!
しかしton様のお話読むと、けっこういい書き方をされているようですね。
園子温監督のコメントを載せるあたり、普段と違う対応です。
さっそくチェックしてみますね。

「東京DOGS」ももうすぐですね。
ton様もおっしゃってたように、水嶋ヒロの芝居がすべると目も当てられなくなる可能性も。
第1話からスリリング。(爆笑)

                            末尾ルコ(アルベール)
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-10-04 15:39) 

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