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細部・観察   「聖母のルネサンス」石井美樹子 [ルコ的読書]

何かを「描こう」というとき、何に「焦点」を絞るかというのは、「描く」経験が長くなればなるほど迷いが生じてきたりするものだ。
また「描き方」に関して「時代」によって流行り廃りがあるけれど、長いスパンで見れば、「廃れた」と考えられていた方法が数百年後に復活するなどということもないわけではない。
服装のモードと同様、ある方法を軽々に「流行遅れ」などと揶揄することの無意味さは胸に置いておかねばならない。
ヤン・ヴァン・エイク(ヤン・ファン・エイク)が生きたのは1387年~1441年。初期フランドル派の画家とされる。
     
事物を忠実に描き、そこに高貴な精神性をこめることが、画家の使命となりました。とくに、ヤン・ヴァン・エイクは、主観や感情を犠牲にしてまでも、異常なほどの情熱をもって細部描写の極限にせまりました。

「聖母のルネサンス」石井美樹子


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