真の青春映画？「告白」の快楽と意味。 その１

中島哲也監督の「告白」はかなりハリウッド映画的なへヴィー級の観応えを持った作品として楽しめた。
ダークでクリアな映像がまず心地よく映画的快感へ誘ってくれる。
その映像クオリティは冒頭からラストまでテンションが衰えることなく続き、特に後半はダークなカタルシスが連打される。
モノトーンの雰囲気を持ちながら凝りに凝った映像で鑑賞者を陶然とさせるのにも感心したが、何よりもダークでアイロニックな世界を創り上げている点が素晴らしい。
「アイロニック」というのは大人（タフな方の）の感性と知性がなければ楽しめないもので、従来の日本映画、そして日本文化に多いに欠けた部分なのだ。

タグ：中島哲也 「告白」 アート 映画

コメント 8

告白観たいって思ってます。
ハリウッドのリメイクですよね、
どんな風に日本風になっているのか楽しみです。
by pandan (2010-06-13 05:46) 

湊かなえさんのデビュー作
評価は高いようですが未読
映画の宣伝のみでの期待です
by nano (2010-06-13 05:47) 

pandan様

これは日本がオリジナルで、ハリウッドでリメイクしようとしているということだと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO
by 末尾ルコ（アルベール） (2010-06-13 06:14) 

nano様

わたしも未読でした。
もちろんそれでも大いに楽しめます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO
by 末尾ルコ（アルベール） (2010-06-13 06:47) 

おいらは読んだよ
映画もみたいな〜
by ねこじたん (2010-06-13 10:01) 

ねこじたん様

おお!お読みなのですね。
パンフレットでは、原作者が映画を「スゴイ」と言ってました!

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO
by 末尾ルコ（アルベール） (2010-06-13 16:48) 

私は今、原作を読んでいるところです。
映画もすごいんですね・・・早く観に行かなくては！！
by しまみ (2010-06-14 00:10) 

しまみ様

そうですか!
映画ならではの魅惑に満ちた作品となっていますよ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO
by 末尾ルコ（アルベール） (2010-06-14 00:17)