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「戦争」「革命」という言葉   フランス革命を語り始める前に [生と死のためのアート]

(世界では今戦争で人が死んでいる)
このようなことをわたしは誰かに聞いたことがあっただろうか?
多分あっただろう。
しかし「~年に戦争がありました」「戦争で人が死ぬのはいけません」・・こんなことを口先だけで聞かされたところで「戦争」は体の中に沁み込んでこない。
「戦争」が染み込まなければ、「戦争」で苦しむ人たちの心を推し量ることはできないし、「戦争」で得する人たちに対する怒りも湧きようがない。
「実」の伴わない「言葉」はそよ風よりも遥かに軽い。

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tacit_tacet

上京して最初に住んだ下宿の近くにかなり古い橋がありました。あちこちがべこんべこんに凹んでいて、雨上がりには妙に錆び臭くなる… 何故だと思って大家さんに尋ねたところ、昭和20年の空襲で機銃掃射を受けた跡で、錆び臭いのは飛び散った弾丸の破片のせいだと… 今では綺麗に補修されはいますが、でもかすかに錆び臭いその橋を通るたびに、少なからぬ死者が出た戦争の痕跡に胸が痛みます。
by tacit_tacet (2010-06-18 00:28) 

末尾ルコ(アルベール)

tacit_tacet様

tacit_tacet様らしデリケートな観察眼ですね。
凡百の学校教師が何万言を費やすよりも、そのような「風景」を感じることが
遥に戦争に思いを馳せざるを得ない精神状態になります。

                                RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2010-06-18 06:17) 

ねこじたん

教える人も知らない人ですから…

深い感情や出来事はどうしたら伝えられるんだろう
by ねこじたん (2010-06-18 09:17) 

cjlewis

>「実」の伴わない「言葉」はそよ風よりも遥かに軽い。

そのとおり!
なんとなくカッコいいっぽいタイトルなのに
実は何を言いたいか、今ひとつわかんない
っていうのによく遭遇するんですが、
要は、その言葉を使い慣れていないわけです。
辞書引いて、カッコいい字面の文字並べるより、
使い慣れた言葉で語れ!と言いたいことが多いです。

by cjlewis (2010-06-18 10:05) 

末尾ルコ(アルベール)

ねこじたん様

教育学部を出ただけの先生方の中にはそのあたりがお分かりになってない人もいるようですね。

                             RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2010-06-18 12:01) 

末尾ルコ(アルベール)

cjlewis様

そしてご本人たちには「使い慣れてない」ことが分かってないんですよね。
同じ言葉を使っても、「人生」とか「心」がはっきりと出るんですよね。

                              RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2010-06-18 12:04) 

スマイル

末尾ルコ(アルベール) さん こんばんは
同感です☆
広島で、被爆体験者の方のお話に胸がえぐられる思いがしました。
その時、ほんとうに原爆は許されるものだはないと実感しました。
阪神淡路大震災でも被災者の方の話しを伺いました。
そこからその後に起きた災害の救援の体験を数度しました。
そうすることによって、被災者の方に近づきました。
学校教育にもそう言った一端を取り入れてほしいと思いますね☆
by スマイル (2010-06-18 17:20) 

末尾ルコ(アルベール)

スマイル様

経験した人たちの話は切実ですよね。
学校教育に必要なものはあらゆる意味で「実感」ですよね。
よく言われる話ですが、教員になる人たちの資質に関して見直すべき点は多いと思います。

                          RUKO


by 末尾ルコ(アルベール) (2010-06-18 17:45) 

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