小説 イルクーツク、レユニオン（実験）

君はあの日、イルクーツクにいたか？ぼくはあの日、イルクーツクにいかなった。噂によればその日イルクーツクでは３つの殺人事件が起こったという。これは噂に過ぎないからそんな殺人事件など起こらなかったかもしれない。次の会話はあの日から約１か月後、イルクーツクから遠く離れたレユニオン島において二人の日本人によって交わされたものらしい。
「これは鱈か？」
「鱒じゃないか？」
「どうしてこれが鱒なんだ。鱈に違いないよ」
「そもそも貴様は鱈というものがどんな魚か分かっているのか？」
「知るか、そんなこと」
「それにしてもこれ、ハーブが効いてて美味い」
「ああ、美味い」
「そして見ろよあの女」
「あのギョロ目の老婦人か？」
「虫唾が走る」
「ああ、あの女の根性に虫唾が走る」

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コメント 1

おはようございます＾＾
やっと繋がったのよ（－－）・・・
by shio (2011-04-21 09:21)