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「愛の映画」への視点 ジュリアン・ムーア、ジョディ・フォスター、リチャード・ギア  [生と死のためのアート]

「愛の映画」に相応しい俳優、そうでない俳優というのもある。
例えばジュリアン・ムーア。
この人を観ていると、ひょっとして女優であり続ける限り「愛」を演じ続けられるのではないかとさえ感じる。
ジュリアン・ムーアを観逃してはならない。
どうやらメリル・ストリープとは違った意味で「驚異の女優」と化していると考えられるのだ。
その逆に大スター ジョディ・フォスターには「愛の映画」が似合わない。
若い頃からそうした傾向があったけれど、実はジョディ・フォスター唯一の「愛の映画」は「羊たちの沈黙」だったような気がする。
例えばリチャード・ギア。
ハンサムなハリウッドスターとして間断なく主演作を連打するギアだけれど、どうにも彼の出演作から「愛」は立ち上って来ない。




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