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〈「言葉」による革命〉・・・宝塚「ジャン・ルイ・ファージョン 王妃の調香師」、紅ゆずるの優雅な腕ライン。2014年4月30日 [「言葉」による革命]

●マリー・アントワネットが「悲劇の王妃」であるのは宝塚のアイデンティティに近い感があります。
スウェーデンの伯爵フェルゼンとの恋愛もしっかり描き込まれており、とりわけ宝塚ファンにとっては入り易いストーリーと言えます。
で、宝塚の「ジャン・ルイ・ファージョン 王妃の調香師」のどこが一番よかったかと言えば、何と言ってもジャン・ルイ・ファージョンを演じた紅ゆするです。

紅ゆずるは星組男役2番手だということですが、主役の風格十分です。
男役にしては女性的な美貌を持ち、しかも「男役」であることに違和感がない。
表情は優しさを湛え、非常に豊かで気品がある。
さらに腕の長さが出色ものなんです。
長い腕、長い指を優雅に操り、まるで観客を包み込んでいるような感覚。

「ああ、宝塚もいいな」と再認識させてくれるに十分過ぎるほどでした。


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