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さあ、読書を!「群像」の「変愛小説集」で川上弘美!末尾ルコ推薦世界女性作家小説。 [吉高由里子]

[黒ハート]「末尾ルコ 革命広場」/〈「言葉」による革命・「美」による革命〉[黒ハート]

[黒ハート]「末尾ルコ 会話芸術」

●言葉・会話・話題・コミュニケーション・ボキャブラリー(語彙)は末尾ルコ〈「言葉」による革命〉で!

当ブログを毎日訪ねてくだされば、刻々と変化する社会の動きに合わせながら言葉・会話・話題・コミュニケーション・ボキャブラリー(語彙)を磨くことができます。

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[スペード]現在実験的にブログをつついています。
その一環としてブログテーマや順位は表示しておりません。

●「女流作家」という呼称には今日びいささか問題がありますが、実際問題、多くの男性作家と女性作家の間には明確なタッチの違いがあることは事実です。
もちろん作家によります。
わたしは女性が書く小説でも男性が書いている小説でも、「男女どちらが書いているか分からないような」作風が好きです。
例えば三島由紀夫は「極度にマッチョ」な思想を持った作家というイメージが一般的には濃いけれど、その繊細きわまり内スタイルや強烈な美意識は「いわゆる男」からほど遠い、とわたしは感じます。
逆の例を出せば、先だって亡くなられた渡辺淳一は、まずメンタリティは「古い男性のタイプ」そのもので、言葉の選び方を含めてまったく肌に合わない。
女性作家としては「べたっとした」感情や作風の方はあまり好きではない。
例えば綿矢りさはデビュー以来ファンで作品も概ね読んでいるけれど、それでいて「合わない」とよく感じています。
文体もメンタリティもかなり「べたっと」感じるんです。

●ところで「群像」2014年2月号で岸本佐知子によって編集された「変愛小説集」が読み応えありでした。
「変愛小説集」は「女性に限った」アンソロジーというわけではないですが、今文学界で大活躍中の女性作家たちが纏めて楽しめる。
アンソロジー冒頭を飾っているのが川上弘美の「形見」。
日常的な導入から始まるけれど、どんどん違う世界へ誘(いざな)ってくれる。
出来のよいSF短編のような味わいです。

さあ、スマホばかり眺めてないで、漫画ばかりに熱中していないで、しっかり「本」を読みましょう。

●世界文学史に目を向けると、もちろん無数の女性作家がいるわけですが、例えばヴァージニア・ウルフやマルグリット・デュラスを誰も彼もに薦めるというわけには行きません。
で、「読みやすく、クオリティも圧倒的」という観点から次の3作品をお薦めします。

エミリー・ブロンテ「嵐が丘」
フランソワーズ・サガン「悲しみよこんにちは」
アニー・エルノー「ある情熱」

何度も書きます。

さあ、スマホばかり眺めてないで、漫画ばかりに熱中していないで、しっかり「本」を読みましょう。


「吉高由里子を映画館で観よう!」
「綾野剛のファンであれば、さあ、出演映画を観よう!それが綾野剛が活躍できる社会への一歩となる」


推薦映画

ジェニファー・ローレンス主演「ウィンターズ・ボーン」(かなりヴァイオレンス)
ライアン・ゴズリング主演「ドライヴ」(すごくヴァイオレンス)
末尾ルコは、レア・セドゥ主演「アデル、ブルーは熱い色」(配給 コムストック・グループ)を大応援しています!

タグ:読書 アート
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コメント 2

moz

群像2月号、面白そうですね。読んでみたいです。
図書館にでも行こうかな?
女性作家、男性作家ってあまり意識したことなかったですが、この前村上春樹の作品を読んで、これは男性の目だなって強く思いました。
やはり、性別の差ってあるのでしょうね。
by moz (2014-06-24 06:08) 

pandan

最近本を読んでないです〜
久しぶりに図書館に行ってみようかな。
by pandan (2014-06-24 08:55) 

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