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〈「言葉」による革命〉・・・バレエ「エトワール・ガラ 2014」エルヴェ・モローの熟成美「月の光」。2014年10月11日 [愛とバレエ]

●「エトワール・ガラ 2014」。
わたしが鑑賞した7月30日のAプログラムは次のようなものでした。

「ジュエルズ」より “ダイヤモンド”
出演 ローラ・エケ&オードリック・べザール
「マノン」第1幕より デ・グリューのヴァリエーションとパ・ド・ドゥ
出演 イザベル・シアラヴォラ&フリーデマン・フォーゲル
「白鳥の湖」第2幕より アダージョとヴァリエーション
出演 アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ
「マーラー交響曲第3番」より
出演 シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ(デュオ)


「3つの前奏曲」
出演 ドロテ・ジルベール&オードリック・ベザール

「月の光」
出演 エルヴェ・モロー

「オネーギン」より“鏡のパ・ド・ドゥ”
出演 アマンディーヌ・アルビッソン&フリーデマン・フォーゲル


「アルルの女」より
 
出演 シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

「イン・ザ・ナイト」
出演 イザベル・シアラヴォラ&バンジャマン・ペッシュ、ドロテ・ジルベール&マチュー・ガニオ、ローラ・エケ&エルヴェ・モロー

で、わたしが個人的に気に入った演目は、
「月の光」
「アルルの女」
です。

「月の光」はドビュッシーの曲にイリ・ブベニチェクが振り付けている。
振付は自己満足にならず、エルヴェ・モローの
「世界初演」という但し書きは必ずしも「いいものを観られる」との保証ではないから、いやどちらかと言えば「世界初演」マークであまりいい思い出はないぞ。
というわけでさほど期待していなかった「月の光」ですが、これはよかった!
ドビュッシーの夢幻的な曲想に対して奇をてらわないイリ・ブベニチェクの振付。
その作品をベテランエトワールのエルヴェ・モローが熟成した身体運びで表現する。
熟した月光を表現する熟したエトワール。
「世界初演」ながら見事な「作品と舞踊手の共鳴」でした。

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