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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画で強靭さと美を手に入れる講座」残念なレニー・ゼルウィガー美容整形失敗疑惑について。2015年1月31日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画で強靭さと美を手に入れる講座」残念なレニー・ゼルウィガー美容整形失敗疑惑について。

レニー・ゼルウィガー。
ネイテイヴは普通「レネ・ゼルウィガー」と発音するわけですが、「一時代を築いた」と表現してもいい女優だった。
映画「ザ・エージェント」から始まるレニー・ゼルウィガー全盛期は唯一無二の存在だった。
「美しい!!」というタイプではなかったけれど、その一挙一動に見惚れてしまう、鑑賞者の幸福感を掻き立てる、そんな凄い女優だった。
それが今、「美容整形失敗疑惑」でマスメディアを騒がしているとは、まったく侘しい限りです。
一般論ですが、白人は有色人種より外見が老けやすい人が多い。
肌質の問題が大きいのでしょうが、若い時期から皺が多くなったり、30歳を超えたあたりから深い皺が目立ってくるような人が多くいます。
ある意味それが白人社会の「威厳ある風景」に繋がっているという側面もあるんです。
だから白人女優たちが40台前後からグッと老けこんでくる姿というのは特に驚くべき話でもないんですが、レニー・ゼルウィガーの場合はいかにも急激でかつ落差が激しかった。
「ケース39」が2010年公開作となっていて、その映画では、かつての輝きは薄らいだけれど、「レニー・ゼルウィガーはレニー・ゼルウィガーだ」という印象だった。
驚くような変化は特になかった。
それがこのところの写真などを見ると、特にレニーファンだった人であれば、「ええっ!?」となってしまうほど別人のようなんです。
だから「美容整形の失敗か?」と騒がれる。
なにせ世界を制した大スターだけに、そして「ブリジット・ジョーンズの日記」で女性ファンにも圧倒的に支持されていただけに、ショックは大きいわけです。
レニー・ゼルウィガーが本当に美容整形をして、しかも失敗してしまったのか・・・わたしにはもちろん事実がどうかわかりません。
わたし自身は決して美容整形はしないだろうし、基本的には美容整形自体に反対です。
もちろん傷や疾病などによって変わってしまった外観が、ご本人の心理的負担になる場合などは美容整形(形成外科)が大きな希望となるでしょう。
(美容整形あるいは美容外科と形成外科の定義、区分けについては、ここでは踏み込みません)
そしてこの問題は、「老い」に対する恐怖、とりわけ白人社会における「老い」について考えさせられます。
ともあれ、全盛期のレニー・ゼルウィガーのすばらしさは次に挙げる映画の中でいつでも観賞できる。
映画史上屈指の「観る者に幸福感を与えられる女優」レニー・ゼルウィガーの魅力をぜひ堪能してほしい。

「ザ・エージェント」
「ベティ・サイズモア」
「ブリジット・ジョーンズの日記」
「シカゴ」
「恋は邪魔者」
「コールド マウンテン」
「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」
「シンデレラマン」


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