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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画であなたの人生をより強靭に美しくする講座」~「ハンガー・ゲーム3」の日本公開はいつ?怒りの文化状況!2015年2月9日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強靭に美しくする講座」~「ハンガー・ゲーム3」の日本公開はいつ?怒りの文化状況!

そのですね、ジェニファー・ローレンス主演「ハンガー・ゲーム」「ハンガー・ゲーム2」は2本とも北米で興行収入4億ドルを突破。
4億ドルですよ、4億ドル。
「ハンガー・ゲーム2」の興行収入は北米で「アナと雪の女王」より上なんです。
ところが日本での興行成績は、「ハンガー・ゲーム2」は「アナと雪の女王」と比べたら冗談のようなものです。
「ハンガー・ゲーム」シリーズが日本人に受け入れがたい、理解し難い内容であるのならまだしも、そんなことはぜんぜんありません。
もちろん北米では原作シリーズ自体に多くのファンがいる。
日本では原作が読まれてないというハンディは始めからある。
わたしは実は、「ハンガー・ゲーム2」を観てから原作を読みました。
つまりわたしも「ハンガー・ゲーム2」を観るまでは「原作を知らない」日本人の一人だったわけです。
原作を知らなくてもまったく問題はなかった。
ただ、「1」は映画のクオリティだけ言えば、「まずまず」というところだった。
「2」は文句なしにおもしろかった。
数々の見せ場、さらにジェニファー・ローレンスの圧倒的魅力や演技力も「1」より遥かに堪能できる内容だった。
興行成績だけでなく、米国内の批評も非常に高評価だった。
ところが「2」は日本では「1」に輪をかけて興行成績が振るわなかった。
この理由についていろいろな人がいろいろ言ったり書いたりしています。
理由はもちろん一つではない。
多様な理由が複合しているのは間違いない。
しかしわたしの考えでは、最重要理由の一つとして、「日本人の文化芸術に対する感度劣化」が挙げられると考えています。

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