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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画俳優演技論」~50歳を超えても魅惑的な「女」ジュリアン・ムーアに最高度の敬意を!5月31日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画俳優演技論」~50歳を超えても魅惑的な「女」ジュリアン・ムーアに最高度の敬意を!

ミンスク「ラ・バヤデール」の音楽だけを、時に愉しみつつ。

「女」
「男」
ごくごく一般的な普通名詞だけれど、使われる文脈によってその意味は随分と異なってくる。
例えば
「男(女)なんてそんなもん」
と言う場合、話者は通常自らの乏しい見聞を元にした「決めつけ」により、「男(女)」全体を愚弄している。
このような言い方をする人の話はまともに聞いてはいけません。
さて、次の言い方はどうでしょう?

「死ぬまで男(女)でありたい」

この場合は大概、
「生きている限り恋愛対象として見られるような男(女)でありたい」
という意味を持っています。
これを「女優として」と考えてみましょう。
フランスはまだましですが、ハリウッドでも日本でも40歳を超えた辺りから、多くの女優に「母役」が回るようになります。
「母であり、女でもある」ではなく、「母のみ」という役が。
こんな「常識」をごく自然に打ち破っているのがジュリアン・ムーアなのです。

ジュリアン・ムーア主演
「マップ・トゥ・ザ・スターズ」
「アリスのままで」

ミンスク「ラ・バヤデール」の音楽だけを、時に愉しみつつ。

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