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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「分かりやすい哲学・芸術」講座~哲学者中島義道「反〈絆〉論」から蛾や蜘蛛の話題へ!2016年1月31日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「分かりやすい哲学・芸術」講座~哲学者中島義道「反〈絆〉論」から蛾や蜘蛛の話題へ!

中島義道「反〈絆〉論」(ちくま文庫)がとてもおもしろいんです。
中島義道は哲学者です。
でもとても分かりやすく書いている。
「分かりやすい」ってとても重要ですね。
極まり切った難解な文章も時に魅力的ですが、(ええ加減にせえよ!)と言いたくなる時もある。
「難しい文章」を書くのはいいけれど、同時に「分かりやすい文章」でも書けなければ「書き手」として失格でしょう。
それは「現代詩」などについても言えることです。
パっと見ただけで読みたくなくなる「現代詩」がほとんどだし、現代俳句や現代短歌も「難解風」なものが多い。
「人に読んでもらおうという気があるのか?」と根本的に訝ってしまいます。

お話変わりますが、「部屋の中に入ってきて困る虫」と言えば、どんなものが思い浮かびますか?
人によって感覚は違うと思うけれど、わたしはまあ、ゴキブリ、蛾、蜘蛛、蟻などを挙げますね。
でもおもしろいことに、この中で蛾と蜘蛛は芸術の題材としてよく取り上げられるんです。
蛾も蜘蛛もわたしにとってはかなり不気味な存在なんだけれど、同時にかなり芸術的であることも理解できるんですね。
エドガー・アラン・ポウやシャルル・ボードレールらの作品と親和性がとても高い。
ゴキブリとか蟻は普通、さほど芸術家の興味を惹かない。
でもこうした虫もおもしろい存在であることに変わりはないんですけどね。
ただ部屋の中には入ってほしくないけれど。

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ねこじたん

Gと蜘蛛 すこぶる嫌いです
by ねこじたん (2016-02-01 09:37) 

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