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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~ジェニファー・ローレンス主演映画「ハンガー・ゲーム」の原作はどうだったのか?2016年8月30日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~ジェニファー・ローレンス主演映画「ハンガー・ゲーム」の原作はどうだったのか?

ジェニファー・ローレンス主演映画「ハンガー・ゲーム」シリーズの4本、わたしがランキングを付けるとしたら次のようになるというお話はしました。

1「ハンガー・ゲーム2」
2「ファイナル レジスタンス」
3「ファイナル レボリューション」
4「ハンガー・ゲーム」

本当は「レボリューション」が3番目というのは不本意なんですが、その散漫さといったらなかった。
「2」と同じ監督(フランスシス・ローレンス)とは信じ難いほど散漫な作品になっていた。
それでも愉しめはしたんですよ。
しかし「2」があまりに凄かったものだから、(これは一体どうなるんだ・・・)と思っていたので、肩透かしを喰わされた感となったんです。
実はわたし、スーザン・コリンズの原作も読んでみたんですが、きつかった。
ヤングアダルト小説に分類される同原作ですが、基本はテイーンエイジャーの女性向け。
キャラクター造形はまあ日本の少女漫画的ではあって、精神的に大人の男性(女性も多分)が読み進めるには辛い。
文章もスカスカで濃密に書き込まれた仏文学・英米文学を読み慣れた身にはきつい。
英米はミステリなどエンタテイメント小説も濃厚に書き込まれているものが多いですからね。
さらにきついのは、(精神的)少女向け小説・漫画にお決まりの、「主人公の女性が二人の魅力的な男性の間で揺れ動く」というパターンが激しい戦いのさなかにも頻繁に表れるのがいたたまれない。(笑)
というわけで、(よくこの原作から「ハンガー・ゲーム2」のような凄い映画を作ったな)とあらためて感じたわけです。

ジェニファー・ローレンス、そして「ハンガー・ゲーム」・・・語り尽くせぬものがありますので、また後日。

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