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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「70年代最高の美人女優はジャクリーン・ビセットだったのか?」というテーマと『料理長殿、ご用心』について。2017年6月15日 [美と、生きるための教育]

●末尾ルコ「70年代最高の美人女優はジャクリーン・ビセットだったのか?」というテーマと『料理長殿、ご用心』について。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

「70年代最高の美人女優はジャクリーン・ビセットだったのか?」という問い掛けがあるとしたら、結論的には「それは違う」となる。
ハリウッド映画はアメリカン・ニューシネマの影響もあり、確かに(うわあ、綺麗だ!)とスクリーンを見惚れるような女優はあまりいなかった。
そんな中でジャクリーン・ビセットは、その抜群のプロポーションも含め、容姿でかなり目立っていたことは確かだ。

ちなみにアメリカン・ニューシネマもずいぶん過去になった現在、ハリウッド女優は美しい人が大勢います。
美しいだけでなく、メソッド演技やニューシネマの洗礼なども経た女優たちばかりだから、様々な演技スタイルを身に付けている。

・現在、ハリウッド女優は最盛期の一つに来ています。観なきゃ、もったいない!

ジャクリーン・ビセットの話に戻るけれど、70年代と言えば、フランスではカトリーヌ・ドヌーヴが君臨し、人間離れした美貌と妖しさで国際的名声を獲得していた。
カトリーヌ・ドヌーヴとジャクリーン・ビセットを、「個人的好み」とかでなく、映画がい術的に「どちらが美しいか」と問われれば、圧倒的にカトリーヌ・ドヌーヴとなる。
「アップに耐える顔」という観点から見ても、ジャクリーン・ビセットは案外スクリーンの中でカチッと画にならない。

などとジャクリーン・ビセットについて語っているのは別にノスタルジーとかでなく、映画『料理長殿、ご用心』を久々に鑑賞したからだ。
2016年にイマジカBSでも放送したのが、1978年『料理長殿、ご用心』は、『料理長殿、ご用心』は、監督がテッド・コッチェフ、脚本はピーター・ストーン。
出演は、ジョージ・シーガル、ジャクリーン・ビセット、ロバート・モーリー、そしてフランスの大俳優、フィリップ・ノワレとジャン・ロシュフォールも出演していて貴重。
さらに音楽が、ヘンリー・マンシーニ。
ヘンリー・マンシーにとか、かつては(う、甘ったるい)と感じていたけれど、ヘンリー・マンシーニ的音楽を耳にしない昨今、逆に新鮮に聞こえたるするのです。

この『料理長殿、ご用心』、なかなか楽しい作品だけど、演出や演技スタイルなど、今日びは見かけないもので、またそんなお話をする機会もあらまほしけれ。

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