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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ 映画批評的エッセイ「現代の大傑作の一つ、『アクトレス 女たちの舞台』、3人の女優」。2017年6月29日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ 映画批評的エッセイ「現代の大傑作の一つ、『アクトレス 女たちの舞台』、3人の女優」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

ここ数年に鑑賞した映画の中で抜群に好きな作品の一つが、オリヴィエ・アサイヤス監督の

『アクトレス 女たちの舞台』。

この映画、3人の女優が共演しているという時点で(必見だ!)となっていたのだけれど、そう、
ジュリエット・ビノシュ
クリステン・スチュワート
クロエ・グレース・モレッツ

見事なアンサンブル!
オリヴィエ・アサイヤス監督の慧眼に唸るとともに、フランス映画出演を決めた2人の若手ハリウッド女優にも拍手を贈りたい。
もっとも本音で言えば、多くのハリウッド女優だけでなく、世界中の女優がフランス映画出演を夢見ているはずであり、それだけフランスには「大人の女の映画」が存在するということ。
フランス映画出演のためには映画女優としての実力が存分にあるという条件以前に、「フランス語ができる」というフランス語圏以外の女優たちには極めて困難な条件があるのだけれど、幸い『アクトレス 女たちの舞台』は台詞のほとんどが英語なのでこの素晴らしい共演が実現したとなる。
しかし『アクトレス 女たちの舞台』の圧倒的な魅力は一つや二つや三つや四つや五つの要素に留まるものでなく、今後折に触れ語っていくだろう。
間違いなく、わが「生涯ベスト」の一本に加わった。


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hana2017

ジュリエット・ビノシュほど、本国フランスと日本での見方が分かれる女優はいないのではないでしょうか。
・・・かく言う私「存在の耐えられない軽さ」「嵐が丘」「ダメージ」「イングリッシュ・ペイシェント」「ショコラ」が最後くらいしか観ていないのですが・・・
本国では大変大きな存在であり、尊敬されているそうながら、どうして彼女なのかよくわからないのです。
こちらの映画は、わが「生涯ベスト」の一本なのですね。
by hana2017 (2017-06-29 16:38) 

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