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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ『あの日 あの時 愛の記憶』という、命懸けの恋と人生を描いた美しい映画について。2018年1月16日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ『あの日 あの時 愛の記憶』という、命懸けの恋と人生を描いた美しい映画について。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

『あの日 あの時 愛の記憶』という作品はポーランド映画かと思いきや、ドイツ映画である。
監督はアンナ・ジャスティス。

実話に基づいた愛の物語であり、人生の話、それが『あの日 あの時 愛の記憶』だ。
第二次世界大戦中、アウシュヴィッツ収容所で出会い、命懸けの恋に落ちる男と女。
男はポーランド人の政治犯であり、女はベルリンに在住していたドイツ人だがユダヤ人としてアウシュビッツに送られてきた。
この二人がどのように恋をし、そして男は女の命を助けることになるが、一体どのようにして?

稀に見る美しい映画だ。
この作品について、他のわが生涯ベスト映画と同様に、今後何度も繰り返し語ることになるだろう。

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コメント 1

hana2018

「あの日 あの時 愛の記憶」、この映画は観ました。
記憶はすでにあいまいながら・・・強制収容所と言う極限状態の中で出会い、恋をする若い男女。
そして死をかけた脱出、それは意外にも簡単であり、その後の逃避行の方にドキドキがあったような。
しかし知りたいのは自らもそうであるからか?数十年の時を経た後のお互い中年を過ぎてからの再会。その時感じた心境の方。
過去の記憶としてお互いがお互いに美化しあってきたであろうし、愛し合った若き日=時には周囲、自分自身の気持ちさえ分からなくなる、そうした年齢を経て人は成人していくもの。
思い込みの激しさから、この脱出にしても二人でといった思わぬ行動へと結びついた結果になったのだろう。
数十年の時を経たら・・・見た目も衰え、性格だって変わってしまっていたと思われるから、会いたい気持ち、でも現状のままにお互いの家族、家庭をお守っていく方が賢明であろうとする気持ちと。。
例えばクラス会で再会したら、好きだった人がいかにもダメ男になっていたりと・・・時の経過っていずれの時も残酷なもの。この映画でもどうなんだろう?と、そんな気持ちになったように思います。
・・・この辺りも、RUKOさんのロマンチックさと、現実に結び付けてしまいがちな私と、男女の違いが出ているような!?
by hana2018 (2018-01-16 14:26) 

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