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●我が母、心臓バイパス手術後闘病記74日目~母はなぜある看護師を罵倒していたのか~医療スタッフの無神経な言動について。 [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後闘病記74日目~母はなぜある看護師を罵倒していたのか~医療スタッフの無神経な言動について。

末尾ルコ「母の話、健康医療の話」


6月1日(土)手術後74日目
転院39日目

5月31日午後4時、もう既にわたしは「面会」ではなく、「付き添い」という形にしているのだけれど、少しカフェへ出てから病室へ帰ってきたときのことだった。
ベッド上の母がいきなり激昂を始める。
興奮しているので話の中身はよく分からない部分が多かったが、言いたいのはだいたい「さっき急に大勢の女が入ってきて、何か悪いことをした」ということのようだ。
ちょうど看護師の一人が入ってきた。
母に近づいて何かしようとすると、母は両手と上半身を使って拒否。
半ば取っ組み合いのような形になる。
興奮が増した母は、大声でその看護師をなじるのであるが、わたしがどうにか仲裁をする形でとりなした。
わたしがいなければどうなっていたことか。
看護師に何か母の言うことに思い当たることがあるか尋ねてみると、
「センサーに具合が悪かったので、数人で入ってきてチェックしていたが、何か悪いことを言ったりしたことはない」と言う。
わたしはその場面を見ていなかったのでこの言の真偽を判定はできないが、概ね彼女が言っている通りだったのかもしれない。
しかし、である、例えば目的はセンサーチェックであったとしても前日に転倒不全骨折で気落ちしている患者に対して、「女数人で入ってきた目的」をしっかり説明したのか。
それは甚だ怪しいと思う。
この日まだリカバリールームにいた時に、わたしは病院側から何ら積極的な説明はされなかったし、母が朝食を食べた後も薬は置きっぱなしで飲ませには来ない、歯磨き・歯ブラシは置いていても、口をゆすぐための容器は置いてないという有様だった。
そしてもう一転、とても重大な医療側の態度に対する疑問だが、悪口とかではないにしても、患者の尊厳や誇りを傷つけるような言動はしてないか。
これに関してもわたしははっきり、「している」と断言できる、もちろんんすべてのスタッフではないにしても。
例えば母が転倒不全骨折した際も、センサーが反応しなかったのであれば大問題で、場合に寄ったら病院側の管理ミスを追及せねばならないが、転倒事故後にセンサーの反応チェックをスタッフたちは笑いながらやっていた。
そのセンサーの不具合が、母の人生を大きく左右している可能性もあるにも関わらず、である。
そしてこれは今後何度でも繰り返して書くけれど、件の薄笑い医師の放った言葉、

「正直、厳しいですね」

これは断固として許し難い。
心臓バイパス手術を乗り越えてようやくリハビリもいいところまで来ている母に、リスクが分かっていながら転倒を許した病院の、しかもまともに母の治療も診察もしたことのない医者が何を言うか!

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コメント 6

いっぷく

病院が合わないと感じられた場合には、転院を検討されるのもいいと思います。
患者御本人がそれほど嫌がられているのでしたら、その方が賢明と私なら考えます。
信頼関係がないと、すべてが疑わしくなり、また先方もますます意欲をなくします。
とくに医師はプライドが高いので、「君らはけしからん」とする患者側に対して、「そのとおりです」ということにはならず、訴訟などで負けない程度に「必要なことだけはする」ということになりますから。でもそれでは、とくに重篤な場合、医療行為として継続していくのはむずかしいと思います。
施術や処置の記録なども病院側が細かくつけていますから、ニュースにとりあげられるような誤診とか明らかな不作為でない限り、裁判をしてもなかなか勝つのは困難ですし、大事なことは勝訴する正論ではなく、あくまでも患者利益第一で、どうすれば御本人が良い方向に行くかということのみですから、こうあってほしいという意見を表明して、それが通らなかったらあとは諦めて、別の病院を探されたほうがいいのではないかと思います。

by いっぷく (2019-06-06 06:47) 

ぽちの輔

手間ですけど、
病院替えましょ^^
by ぽちの輔 (2019-06-06 06:50) 

ニッキー

皆様も書いてらっしゃいますが
転院された方が良いのではないかと。。。
やっぱり医者や看護師を信頼できないと
ルコ様も嫌な思いをするし、お母様も辛い思いをされると思います。
by ニッキー (2019-06-06 07:48) 

(。・_・。)2k

いっぷくさんの言う通りですね
信頼関係を何度も崩されてますから
転院が必要な気がします

by (。・_・。)2k (2019-06-06 09:41) 

kuwachan

皆さん仰っていますが
私も転院を考えられたらいいと思います。
昨年父が病院に運び込まれた時に、
どうしてもお医者様の話が納得できず
けんか腰になって転院させました。
結果大正解で今年も旅行に行くことができました。
転院していなかったらボケていたに違いありません。
by kuwachan (2019-06-06 13:10) 

hana2019

転倒から大転子部の不全骨折の経緯、そして今RUKOさん親子のおかれている状況、読ませていただきました。
一般的なデータや個人的な思い込みから…それも薄笑いを浮かべながら「正直、厳しいですね」の一言で済ます医師。
忙しさにかまけてすべき仕事もせず、その癖患者に説明もなくいきなり多人数でやってきた看護師たち・・・と。
絶対的に身体も、気持ちも弱っている患者対、病院側との関係性。互いの立場と心情との隔たり…は、変わっていないなぁと感じつつ読ませていただきました。
この様に冷静沈着な判断をされている息子さんがいらして、病院側と話してくださっているお母様は幸せな方だと思います。
私が転倒骨折をし、大腿骨の置換手術をした入院先など、今思い出しても本当に酷いものでした。
自分一人では何もできない、人としての尊厳をなくして、心まですっかり弱り切ってしまった私は、毎日をじっと我慢し、諦めて過ごすだけ。
転院先である病院からの受け入れ許可を、ひたすら我慢をして待ち続けておりました。

by hana2019 (2019-06-07 00:24) 

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