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●我が母、心臓バイパス手術後闘病記76日目~大量の薬を一度に飲まそうとする看護師、着替え時の「痛み」はもっとどうにかならないのか。5 [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後闘病記76日目~大量の薬を一度に飲まそうとする看護師、着替え時の「痛み」はもっとどうにかならないのか。

末尾ルコ「母の話、健康医療の話題」

6月3日(月)手術後76日目
転院41日目

(現在母もわたしも「骨折ショック」を乗り越え、前向きに回復を目指す心境になっています。担当してくれている整形外科医の方針も今のところ納得できる方向性です。下記の文章は現在より少し前、まだ特にわたしの心境が「怒りと哀しみ」に満たされていた時期に書いたもので、明らかに冷静さを欠いておりますが、そのままアップします。人間、と言いますか、まあまだまだ人間が練れてないわたしは特にですが、「何もかも悪く見えてしまう」ような心理状態になる場合もあるという一例にはなります)

6月3日、母の朝食後、薬を持ってきた若い看護師であるが、袋の中には10個以上の錠剤が入っているのだけれど、入って来たなり、「全部、いっぺん(一度)で飲めますかねえ」と言いながら既に一度で飲まそうという気満々だった。
わたしがいたから、「いや、多いのなら分けて飲ませてください」と言ったけれど、一体どういう教育をされているのか。
しかもこの看護師、薬を飲むための水があるかどうかの確認もせずに口に入れようとした。
たまたまその時はペットボトルに飲みかけの茶があったので渡したが、大量の薬を口に入れた後に水ないし茶が用意されてないことに気づいたらどうなっていたか。
この看護師は母の体調も尋ねず、飲まし終えたらそそくさと病室を出て行った。
(さっさと用事を済ませたい)という雰囲気ありありである。
患者と接する時間が嫌ならば、即刻仕事を変えた方がいい。

(追記 この看護師の「飲ませ方」はいただけないけれど、この文章も表現が過ぎますね。ただ、「未熟」な看護師であることは事実です)

・・・

母がA病院で3度目の転倒、大転子部不全骨折に至ったのが5月30日。
その晩はリカバリールームなる部屋に一泊し、31日から一般病棟個室に入り、わたしも「付き添い」の形で泊まり込みすることにした。
これはわたしが自由業で、主にPCさえ使えれば仕事が可能だからできるわけだけれど、病室ではネットに繋げないので必要があれば自宅へ帰らねばならない。
他にももちろん様々な用事があるから、だいたい一日に3度は病院を出る必要があるが、上記のような看護師の態度を見ると、1時間でも目を離すと不安になる。
もちろんしっかりとした人もいるのだけれど、人間の命を預かる場所だから、スタッフによっての極端なデコボコは大問題だ。

ところで、6月1日から2日の晩は泊まり込み2日目だったが、母もわたしも午後9時過ぎから朝4時頃までぐっすり眠れた。
母はこのところずっと入院中で夜に長時間眠ることもあるのだろうが、わたしはこうした長時間睡眠というものが久しぶりで、とても新鮮な気分だった。
家にいるといくらでも用事が見つかるので、どうしてもちょっとずつ睡眠になってしまうのである。

・・・

6月3日朝、「着替えと体を拭く」ということをしてくれるのはけっこうなのだけれど、ドアの向こうで聞いていたら、母が「痛い、痛い!」と絶叫する声が凄まじい。
大転子部不全骨折を起こしたばかりの患者の着替えなどが難しいのは分かるけれど、もっと痛みを調整しながらできないこともないだろう。
どうもこの病棟は未熟なスタッフが多い感は強い。

(追記 この着替えをさせたスタッフが未熟だったのは事実だと思いますが、「病棟は未熟なスタッフが多い感は強い。」は言い過ぎで、現在熟練のスタッフが多くいることもわかってきました)

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wildboar

こういうことに、「 すべて悪く思えない人が練れている」とは思えません。

かかりつけ医としたF医が薬を間違えるので指摘したら「間違えただけだ」と言う。転医したC医も何度も間違えるので、しっかり注意しようとすると、早く帰らせようとする。再び転医したA医も間違えたので、処方箋をコピーして赤線を入れて渡したら、「(システム)を直しておくわー」でした。
軽い胃腸薬程度のものではないのです。
お詫びをしない、人間としての基本すらできていない医師が多すぎます。日本の医療システムが崩れているように思えてなりません。
by wildboar (2019-06-08 05:32) 

いっぷく

>怒りと哀しみ

動転という状況はもっともだと思います。ただ、医療スタッフに対する批評を拝見すると、「母にとって不都合や不快を与える従事者は減点対象」と論評されているように感じるので、もちろん何か至らない事実があるとは思いますが、もしかしたらその人々は別の患者にはすごく良い面のあるスタッフかもしれません。どこの病院もスタッフの手技はピンからキリまで色々ですし、得意不得意も、その日のコンディションもあります。
当事者の家族なら、担当された戦力(スタッフ)にいかに上手にはたらいてもらうか、ということをひたすら考えることが患者さんご本人のためになることだと思います。
たとえば薬の飲ませ方にしても、未熟だ、という断罪の方向ではなくて、そういう人に担当されたらどうすればいいかを考えるよすがとし、たとえばちょっとナースに、「母はあまり水をのみたがらないかもしれないので、服薬の際は恐れ入りますがちょっと気を使ってやって頂けますか」と言って念押しにペットボトルを預けるとか。「水はちゃんと飲ませてください」と居丈高に言うよりは、そういった方がたぶん聞いてくれるでしょう。それでうまくいくかどうかはわかませんが、色々手を尽くすことは大切だと思います。私はそうやってアイスや飲み物を預けて、母の口を定期的に湿らせてもらうようにしました。

私の母が食思不振による入院で、鼻からの経管栄養に病院側が積極的ではないので、どうしてか尋ねたところ、母が拒絶をしているからだということでした。その際、家族が強く希望してもダメかと念を押しましたが、そのときに平穏死の話もされました。
まあ結果的に、母が元気になったことで病院側の予想は外れたわけですが、しかし私は、母の全身状態が悪かったのは事実なので、病院を責めるつもりもなく、だた、あくまでも自分の信じたようにやっていくことが正しいという方針が改めてかたまりました。つまり病院に対する不満や批判のベクトルは、自分がどうすべきかという行動の指針に還元していきました。ご参考になれば幸甚です。
by いっぷく (2019-06-08 05:44) 

(。・_・。)2k

病院にいる時点で弱ってますからね
なすがままなんですよ 信じるしかないと言うか
そこがもどかしい訳ですが 目に見えて手抜きをされると
不安どころか恐怖に感じますよね

by (。・_・。)2k (2019-06-08 11:46) 

ニッキー

入院中は基本、医師と看護師に任せるので
時期的に新人が多いかもしれませんが
未熟な看護師が担当する場合は
熟練の信頼できる看護師がついて
ちゃんと指導して欲しいですねぇ(*_*)
by ニッキー (2019-06-08 13:31) 

hana2019

ようやくの希望が打ち切られてしまったショックと、少しの気持ちも休まらない、お忙しい日々の中での(あのようなお気楽記事への)コメントをありがとうございました。
患者へ薬を投与すると言った、基本的な仕事も満足に出来ずにいる看護師。ほぼ一年間と長く、またいくつかの病院の転院を経験してきた私は、うんうんとうなずきながら読み、そしてRUKOさんの感じられた怒りはもっともであると納得しました。
大転子部不全骨折時の着替えの件ですが、私も大腿骨の骨頭を骨折した際には、手術までの2週間近く、その事故時に着ていたTシャツ&ジャージのままであったかと。
骨折の痛みがひどすぎて着替えはおろか、身体の清拭どころではなかったものですから。
清潔は大事ですが、それも時と場合によりけり。上からの指示にただ従うだけなら、誰にでも出来ます。患者の様子を見ながらの的確な判断が必要と感じられました。
どの世界にも、どうしてこんな人物がいるのか?疑問に思われてならない人間が存在するのはありえます。
こう見えていくつかの困難を乗り越えてきての今がある私、大したことない癖にと思われるでしょうけれど…しかし言葉にならない辛苦を経験してきた、今も不自由を抱えて生きているのは確かなのですから。
それでも、前を向いて進まなくてはならない、イコール生きると言う事。諦めたら終わりです。
・・・とは言え、身体も気持ちも時には休まれて、どなたか代わりになる方に頼るのは決して悪い事とは思いません。ご自身のお身体もご自愛ください。
by hana2019 (2019-06-08 15:31) 

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