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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々、『ミニヴァ―夫人』における「ダンケルク」。 [「言葉」による革命]

わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。




「大人顔美女」と「少女顔美女」というテーマ、おもしろいですね、今後も深めていきましょう。
でもそれを言うなら、
「大人顔美男」と「少年顔美男」の対立項(笑)もあります。
こちらも含めて深めていきましょうね。


『ミニヴァ―夫人』は優しい夫やしっかり育った息子に恵まれて(←この言い方もどうかと思いますが、便宜上使います)日々豊かな暮らしを営んでいます。
しかし第二次世界大戦の魔手は当事国の一般市民も容赦なく襲う。
そこで映画中重要なシーンが訪れる。
ミニヴァ―夫人の夫が他の多くの男性市民たちとともに多くの船を駆って「ある場所」へ行く必要が生じる。
それが、「ダンケルク」です。

「ダンケルク」という地名。

クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』であらためて世界的に大きな注目を受けた「ダンケルク」という地名です。
あの第二次世界大戦中、ナチスドイツによってフランスのダンケルクに追い詰められた英仏兵40万人を救出しようという「ダイナモ作戦」であまりに有名な地名ですね。
そしてこの映画を初めて観た時、「ダンケルク」という地名が発せられた時、わたしの心に戦慄が走ったんです。
とてつもない攻防戦が行われたダンケルクに、普通の生活をしている家庭の夫が海峡を越えて駆け付けねばならなかった重い重い歴史の情景が去来したからです。

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hana2021

ダンケルクの地名からは、やはり「ダンケルクの戦い」を思ってしまうものです。
地図で位置も確認してしまいました。
隣国ベルギーとの国境まですぐ、またドーバー海峡を経てイギリスとなる事から、ダイナモ作戦が実行がされた土地なのですね。
先週の読書会での会話のひとつ、両親の話がきっかけだったでしょうか。私より数歳年上の方のお父さんは招集により満州へ渡って戦った際に、受傷した鉄砲の玉が亡くなるまでずっと体内に入ったままであったと。
〇〇さんのお父さんも戦争に行ったでしょう?と尋ねられたものの、私は両親が歳若くして生まれた子でしたので、家の父はまだ子供だったみたいですと答えましたけれど。母親からは3月の東京大空襲の時、祖母と叔母が都内の通院先で行方不明になった時の話などは聞いていました。
しかし我が国で最も重く、これ以上ない悲惨な歴史と言えば、広島、長崎の原爆投下。そして沖縄へのアメリカ軍上陸による犠牲の大きさ、これらは東京市民の空襲により奪われた数十万人の命の重さと共に、これからも長く語り継がねばならない事実と考えます。
by hana2021 (2021-09-20 23:18) 

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