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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~池澤夏樹『池澤夏樹の世界文学リミックス』のどこが凄いか。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。




お薦め本。
『池澤夏樹の世界文学リミックス』。
池澤夏樹が世界の文学をポップな文体で紹介している。
ケルアック、クンデラ、サガン、デュラス、フォークナー、ニザン、ウルフ、マルケス、アジェンデ、ル・クレジオ、エリアーデ、モラヴィア、ピンチョン、ナボコフ、フィッツジェラルドらを、分かりやすく紹介している。
決して分かりやすい作家ばかりではないが、それらを分かりやすく紹介しているのが凄いし、薦めである。
わたしの好きな作家も多くあり、また未読の人もありと、それだけに愉しく読めます。
同書の中でとても印象的な言葉がある。

「クローズアップは使いすぎると品がなくなる。映画とテレビの差はここにある。説明しすぎるのがテレビだ。だから見ていて気恥ずかしくなる。」

池澤夏樹、分かっているなあという感触。
わたしなんか気恥ずかしさを通り越して腹立ってくるが。
でもこれはテレビドラマだけじゃなく、現在の日本社会全般に言えること。


・・・

『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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タグ:アート 文学
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コメント 2

(。・_・。)2k

テレビってそう言うところありますよね
押し売りにしか感じなくなってきます

by (。・_・。)2k (2022-12-03 12:47) 

hana2022

池澤夏樹の著作でさえ、芥川賞受賞の「スティル・ライフ」「静かな大地」新聞紙上で連載された「また会う日まで」もチャンと呼んだとは言えない感じです。
世界の文学作家たちに至っては、その名を知る人物でさえ、半数以下のレベルでした。。。

by hana2022 (2022-12-03 23:34) 

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