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*日本封切りで観た「家族の肖像」と「イノセント」。 [末尾ルコ(アルベール)より]

かつて昭和の日本でちょっとしたルキノ・ヴィスコンティブームがあった。1970年代のことだった。だからぼくは「日本初公開封切り」という形で映画館で「家族の肖像」と「イノセント」を観ることができた。土電ホールだった。10代のぼくにヴィスコンティ作品の核心を理解できようはずもないが、あまりに濃厚な映画世界を封切りという形で体験できたのはとてつもなく大きい。日本公開同時は「家族の肖像」の評価が圧倒的で、「イノセント」はやや落ちると見なす向きが大勢だったが、その後蓮実重彦が「イノセント」をヴィスコンティ最高作と言ったこともあってか、評価はかわってきた。

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hana2024

蓮実重彦発言により、映画一本の評価まで変わってきましたか。
by hana2024 (2024-06-12 21:25) 

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