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*過酷な状況も実に映画的「遠いところ」。 [末尾ルコ(アルベール)より]

映画「遠いところ」には有名な俳優はほとんど出てない。そんな中、宇野祥平と中島歩が出ているのが嬉しい。とても映画なこの二人が少しでも出ていると幸せな気分になる。
「遠いところ」の主人公、17歳の母親は、勤めていたキャバクラが摘発され職を失い、売春を選択せざるを得ない状況となる。その向こうに悲劇が待っている。
過酷な状況に置かれた人間を容赦なく描くこと。これも映画の魅惑であり、言うまでもなく映画は決して「夢を見る」ためだけのものではない。

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hana2024

映画「遠いところ」で、母と子の置かれた状況は沖縄だけに限らない現実です。
今の日本社会が抱える、母と子の貧困。空腹で食べるものさえ困る日々、しかしささやかなプライド(子供にもプライドや見栄はります)の為に他者に訴えられない、子ども食堂へ足を運ぶ気力もない。
社会で表立つ事のない、人に顧みられずにいる弱者は、どこかで必ず存在している。
それを知らしめる、問題提起する意義は感じます。
by hana2024 (2024-06-27 14:43) 

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