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*ブリュノ・デュモン「 「ジャネット」「ジャンヌ」とフランス。 [末尾ルコ(アルベール)より]

ブリュノ・デュモン監督の「
「ジャネット」「ジャンヌ」は「ジャネット」がジャンヌ・ダルクの幼年時代、「ジャンヌ」が軍を率いて以降でオルレアン解放などは既に終わり、ジャンヌ・ダルクが敗北を喫し始めた時期から描かれている。「ジャネット」がミュージカル仕立て、「ジャンヌ」はミュージカルではなくアクションなども満載である的な説明をするサイトも見かけたが、「ジャンヌ」決してアクション満載でないし、やはり歌が大きな比重を占めている。
「ジャネット」はカトリックの詩人・思想家シャルル・ペギーの詩劇がもとになっているが、終始異様な映画体験となるような凄まじい作風だし、それは「ジャンヌ」も同様で、観る人によっては怒りかねない作品だと思う。それがフランスのメディアでは概ね大絶賛。特に「ジャンヌ」は驚くべき高評価だ。フランスと映画の関係は違うなとあらためて感服した次第。

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