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*「酔いどれ天使」三船敏郎の凄さと笠置シズ子の異形。 [末尾ルコ(アルベール)より]

「酔いどれ天使」は黒澤明監督初期の作品で、タイトルの「酔いどれ天使」とは志村喬のこと。しかしこの映画で凄まじいのは三船敏郎で、結核を患ったヤクザ者の役だが、特に終盤は本当に死を目前にした病院にしか見えない。三船といえば人間離れしたタフガイのイメージが強いけれど、「酔いどれ天使」を観れば、彼が心身に苦悩を背負った人間を存分に表現できることがよくわかる。
「酔いどれ天使」は90分強の短い映画だが、山本礼三郎、木暮実千代、笠置シヅ子、殿山泰司、久我美子らの登場シーンはそれぞれ印象深く、特に笠置シズ子の異形的迫力には目を見張った。

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JUNKO

懐かしい映画ですね。
by JUNKO (2024-09-07 12:26) 

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