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*「猫が行方不明」の、見事なまでのパリ。 [末尾ルコ(アルベール)より]

「猫が行方不明」、主演ギャランス・クラヴェルがチャーミング。プロポーションも抜群。そのヴィジュアルが約90分の映画を引っ張る。もちろん猫を探す過程でフランス映画ならではのとぼけたユーモアもちりばめられる。さらに目を惹くのが猫探索中のパリ風景。美しくスペクタクルなショット満載で、これはリチャード・リンクレーター監督の「ビフォア・サンセット」でも感じたことだし、甚だしく凄いのがルイ・マルの「地下鉄のザジ」だが、優れた映画監督が撮ったパリの、あるいはパリでなくても、その風景の特別な美よ。だからこそ、「優れた映画監督」なのであるのだけれど。
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hana2024

パリの風景の特別な美よ!・・・とあらば、観たくなってしまうのは必然です。
by hana2024 (2024-09-22 14:38) 

hana2024

「大統領の料理人」を非常に楽しんで鑑賞しました。
食いしん坊だからもありますが、料理、料理人が主役となる映画は面白いですね。
主演のカトリーヌ・フロは初めてでした。12年前の作品だから、五十代半ばでの出演。
こうした企画は、日本ではまず通らないものと想像されますけど、そこが大人の国である、おフランス。
次々登場してくる素敵で、バラエティに富んだ料理の数々。それをスピード感あふれた映像で映し出していく手法。男社会の嫉妬の激しさや、孤独な努力の連続はテッパンの内容。
盛り付けやケーキのカットなど、意外にも大雑把であって、日本人の調理が技巧に走り過ぎているのではと言う疑問もわきました。
彼女の自信に溢れた颯爽とした言動は勿論ながら、着用した衣服が凝り過ぎていない、その辺りが日本のドラマとの違いです。
メイクの完璧さ、リップライをキチンと唇の端まで引いた部分などすっかり忘れていた私は、これぞ大人の女性と変なところで気づかされました。

by hana2024 (2024-09-22 22:57) 

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