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*「ルー、パリで生まれた猫」の美しさ。 [末尾ルコ(アルベール)より]

猫を題材とした映画で、「猫は逃げた」や「猫が行方不明」は非常におもしろかった。動物写真家の岩合光昭が監督した「ねことじいちゃん」は残念ながらいただけなかった。猫を題材としている割には猫の印象が薄いし、小林薫、田中裕子、柄本佑、柴咲コウら出演陣の中で、主演の立川志の輔が浮いちゃってるように感じた。
「ルー、パリで生まれた猫」は10歳の少女クレムと子猫のルーが主演。子ども向きであるとも言えるけど、大人が観てもたのしめる。大きな観どころは深く美しい自然描写。「デリシュ!」でも息を呑んだが、フランス映画は際立った自然描写の作品も数多い。そして「ルー、パリで生まれた猫」では少女と子猫のベタついた触れ合いは少なく、ルーは途中で行方不明となる。しかしそれは人間にとって行方不明ではあっても、当の猫にとってはそうではないのだ。

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「濃厚な映画たち」のために
「本・映画・音楽」を「話題にする」という戦い

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