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小説 神秘アンチエイジング&エロス 238 救急車 [小説 神秘アンチエイジング&エロス]

「あの、なんかわたし・・。でも・・。んんん・・、やっぱり止めようかな」
「・・・」
ここで「じゃ、止めてくれ」と言うことができればよいのだが、さすがにそれはできない。
「でも・・、やっぱり人生一度きりですよね」
「・・・」
「瑛次さんも思いません?人生一度きりだって」
「え・・、うん、そうだね」
遠くで救急車の走る音が聞こえる。
瑛次の脳裏を赤いランプが行き来する。
「人生一度きりだから、自分の思いはちゃん伝えないとって思うんです。人生、一度きりですもんね」

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。
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将来の夢という概念   バトンは続く [生と死のためのアート]

19 将来の夢は?

夢ですか?
夢か~・・('_')
夢ですよね~(゜-゜)
夢というのは眠っているときに見るヤツじゃないですよね~(・_・;)
実は眠っている夢の話を2回くらいに渡って書いてボケようと思ってたんですが・・<(_ _)>
「将来の」が付くとそれも難しいですよね~(;一_一)
いやしかし、「そのくらいできないでどうする、末尾ルコ(アルベール)!」という声が聞こえるような気がする!(@_@)
やるのか、おれ?<(`^´)>
「将来の」という言葉が付いているのに、敢えて「眠っているときの夢」の話でボケるという困難の冒険を?(^。^)y-.。o○

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「美しく燃える恋愛」と現実  「勝間和代の日本を変えよう」勝間和代(毎日新聞社) [ルコ的読書]

西原 両方が大嫌いになっている家がありますからね、たくさん。
勝間 離婚する負担が重くてできないんですよね。お互いに。
西原 たがいに体力温存してるしかないみたいな。

        「勝間和代の日本を変えよう」勝間和代(毎日新聞社)


もちろんわたしもバレエファンであるから(←意味不明)、いつも男女関係をいつも客観視するのがいいと思っているわけではない。
一切の打算なしで「ただ好きだから」「ただ愛しているから」という理由のみで恋愛にのめり込んでいく・・そのような人たちが存在しなければ恋愛文学も恋愛映画も生まれなくなるだろう。
そうした恋愛が現実に起こった場合、途中の段階までは美しい。
しかしある段階を超えたら・・。
小説や映画の場合、ある地点で完結させるから「美」を保てるということも言えるし、「醜」をさえ「美」に転換できるのが芸術の特性であるとも言える。
例えば「ボヴァリー夫人」や椿姫」など現実に起こればかなり醜悪な事態であるはずのものを、「文学」ならではの力で「美」に転換している。

さて「勝間和代の日本を変えよう」から上記の部分をさらに取り上げようと思っていたが、次回に譲ろう(笑)。

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「八日目の蝉」最終回感想。吉高由里子を「アネゴ」と慕う仲里依紗の「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」の興業状況。 [吉高由里子]

てっきり後1回あると思っていた「八日目の蝉」だが、前回が最終回だった。(笑)
どこで数え間違えたんだ、わたしは?
それはそれとして、案外うまくまとめていたのが最終回だ。
特に北乃きいがずっと「疑問」として持っていた、壇れいが逮捕された時に言った「言葉」というのが上手にハイライトとして使われており、多少あざとい感は受けながらも心地よく「ちょっとした感動」を与えられる。
途中の凡庸な展開を考えれば、よく最終回で着地したと思う。

さて吉高由里子を「アネゴ」と慕う仲里依紗の「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」。
仲里依紗が頑張っている割にはさほどの興行成績ではないようだ。
それも映画の質を考えれば仕方ない面もある。
女性の動員がなければヒットは見込めない現状の日本であるから、「ヒーロー物」はいかにも分が悪い。
しかし一般男性も「一人で自分の好きな映画を見つけて」映画館へ足を運ぶようにならなければ、日本の文化度は上がってこない。

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「砂と霧の家」 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「砂と霧の家」ヴァディム・パールマン監督

イランからの移民を巡る重厚で絶望的なストーリー。けれど見事に生かされた光と影の映像により途切れることなく映像的快楽を味わえるというある種の矛盾が映画というものの魅力だ。ジェニファー・コネリー、ベン・キングズレー始め、俳優陣も実にいい。

7点
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「ダンス・マガジン」6月号のドロテ・ジルベール Dorothée Gilbertの黒目 [愛とバレエ]

「ダンス・マガジン」6月号のドロテ・ジルベール Dorothée Gilbertは止まっている。
そのページが風になびくことはあっても、写真の中に定着したドロテ・ジルベールは決して動かないし風にもなびかない。
その写真はたしかにわたしが3月19日に観たドロテ・ジルベールに違いない。
しかし不思議なのだ。
わたしはその写真のドロテ・ジルベールなど一度も観たことないのだから。

「ダンス・マガジン」6月号、写真のドロテ・ジルベール。
「ジゼル」第一幕狂乱のシーン。
写真の中のドロテ・ジルベールの顔は「狂乱」し、黒目まではっきり写っている。

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