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abika様ブログ1周年記念「地球の1ピース」企画のために作りました。 [生と死のためのアート]

最近この時間は「瑛次」の出番ですが、今日はabika様のブログ1周年記念企画「地球の1ピース」として下記の文を作りました。

「地球の1ピース」

最後の1ピース。それはどこにあるのだろう。
最後の1ピースを見つけることができたら、人生最大の目的を達するのかもしれない。
そんなことを考えていた頃もある。

「気づかなかったもの」
「忘れていたもの」
「地球の1ピース」
「地球の1ピース」ということにきづいていなかったわけではないけれど、ひょっとしたら忘れていたのだろうか。
なぜならば、「地球の1ピース」という言葉を聞いたとき、思い出した気がしたんだ。

ぼく自身が「地球の1ピース」であるということを。

もっと言えば、泣いている人も笑っている人も犬も猫も虫も風も雲も、そしてさっきまで降っていた雨滴の一粒一粒も、

すべて「地球の1ピース」。

と、いうことを思い出す人が多ければ、地球はもっと住みやすいかもしれない。



● わたしの選んだのは「地球の1ピースであるという記憶」ということになるでしょうか。

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あの・・これバトンの「将来の(見たい)夢」です(・_・;)  二人の頬 [生と死のためのアート]

ぼくは何かを忘れていたのだろうか。
スヴェトラーナの横顔にオーロラの光が揺らめいている。
ぼくは何かを思い出そうとする。
しかし思いはオーロラの背景に漂う北の果ての闇の中へと溶け込んでいくだけだ。
「何だろう、ぼくは何か忘れているのかい?」
「アルベールのおバカさん」
そう言いながら、スヴェトラーナは人差し指でぼくの頬を押す。
「やったな、スヴぇトラーナ!仕返しするゾ♡」
ぼくも人差し指でスヴェトラーナの頬をチョコンと押す。

(つづく わたし自身にもこの話がどこへ行くのかわからなくなっております 美苦笑)



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「カラヴァッジョ」という名  「カラヴァッジョ」ティモシー・ウィルソン=スミス著 宮下規久朗訳 西村書店 [ルコ的読書]

好きな画家はいろいろいるが、その時々で誰かが「マイブーム」という状態になることがある。
漠然と「好き」な画家の一人である状態から「マイブーム」へと変化したときがある種の「チャンス」で、その画家に対する理解や知識が一気に上昇する可能性を秘めているわけだ。
そして今、もうお分かりですね(タイトルに書いてるし 笑)、カラヴァッジョが「マイブーム」なのである。
とりあえず手元にあるので〈「カラヴァッジョ」ティモシー・ウィルソン=スミス著 宮下規久朗訳 西村書店〉 を中心に話を進めるが、要するにカラヴァッジョなのである。

カラヴァッジョ・・、まず名前がいい。
わたしは言葉の持つ喚起力を愛しているのだが、「名前」の音ももちろん重要だ。
(もっとも最近日本で子どもの名に「尋ねなければ分からない漢字」などを当てる人たちが批判されることがあるが、確かにそんなことをすると「名前負け」してしまう可能性が高い)
カラヴァッジョというのは実に覚えやすく忘れにくく、しかも想像力をかき立てる音だ。
もっともカラヴァッジョの本名はミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ(カラヴァッジョ)である。

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北川景子・満島ひかり「月の恋人」は今夜から。「ボクらの時代」奥田瑛二、安藤サクラたちのオーラ。堀北真希「白夜行」に高良健吾。沢尻エリカの時代・吉高由里子の時代 4 [吉高由里子]

観ましたか?
奥田瑛二、安藤サクラ、安藤モモ子出演「ボクらの時代」。
同じ親と娘でも某高橋英樹(←某になってない 笑)とエライ違い。
対談の内容は特筆すべきほどのことはなかったが、この父娘が映るだけでヴィジュアル的にもオーラ的にも凡百のテレビドラマなどよりずっと観る価値がある。

新作映画製作のニュースもいろいろあるが、「お」と思ったのが堀北真希主演「白夜行」の話題だ。
まず堀北真希にこの役は合っている。
「美少女」のイメージとは裏腹に、実は「鬱屈した怨念」を常に感じさせてくれる堀北真希だ。
今までは役に恵まれなかったし、つまらないテレビドラマへも出過ぎた。
「白夜行」を成功させることで映画へ活動をシフトてもらいたいところだ。
相手役が高良健吾になったのも大きい。

「沢尻エリカがファッションショーでウォーク」などというニュースを見かけるが、そうした空虚なパフォーマンスが中心となるのであればわたしの興味の対象からははずれていく。
デヴィ夫人の後釜を目指しているのだろうか。
沢尻エリカのキャリアを見直してみると、「パッチギ!」により高く評価されたわけだが、その中で見せたパフォーマンスと他の作品の中のパフォーマンスはほとんど同じに見える。
吉高由里子、仲里依紗、満島ひかりらと比較して、(今のところではあるが)沢尻エリカの女優としてのポテンシャルは狭いと思うのだ。

さて今夜から北川景子・満島ひかりの「月の恋人 Moon Lovers」スタート。
どんな恥ずかしい展開になるか、それとも意外と楽しめるか、とりあえず初回を観てみよう。



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「アマルフィ 女神の報酬」 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「アマルフィ 女神の報酬」西谷弘監督

日本人がイタリアで起こった誘拐事件に置いて、あらゆる意味で大活躍する。そんなことあり得なさそうで、どうも乗れない話だ。真面目に作ろうとしているのは分かるが。サラ・ブライトマン出演を「たいそうなこと」のように扱う感覚もズレてる。

3点
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今、「精密の不安定なスリル」が住んでいる。 [生と死のためのアート]

「精密の不安定なスリル」は現代バレエの巨匠フレデリック・フォーサイスの作品。
ここ数日心に何度も「精密の不安定なスリル」という言葉が現れる。
現れる?
住んでいる?
住み着いている?
間借りしている?

現れるではないな。
少なくとも住み着いている、ここ最近、「精密の不安定なスリル」という言葉が。
そのダンスではない。
言葉が住んでいるのだ。

「Vertiginous Thrill of Exactitude」