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スヴェトラーナの唇    ・・・バトンです(・_・;) [生と死のためのアート]

ぼくは胸の奥底から込み上げてくる太陽の炎よりも熱い思いを抑えることはできなくなった。
「ああ、ぼくはもう言うよ。これまでも言って来たけれど、これからだって何千回も何万回も言うさ!ああ、ああ、スヴェトラーナ、君ほど美しい人はこの世にいない!ぼくは君を愛してるんだ!そして愛さずにはいられないんだ!ああでも、だからこそ怖い!君を愛することが怖いんだ、スヴェトラーナ!!」
真っ白なスヴェトラーナの頬が少しあからんだような気がした。
ぼくはスヴェトラーナの肩を抱き寄せ、小憎らしいほど形の整った唇に自分の唇を近付けた。
その時だった!
しっとりと冷たいフィンランドの空気を切り裂くような乾いた音が静けさの中で弾けた。
(銃声だ!)
ぼくはスヴェトラーナの体をかばいながら、一緒にバルコニーに伏せた。

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いっぱいヘンだよ!「素直になれなくて」第5話。吉川晃司、渡辺えり子、玉山鉄二編。 [メディア論]

瑛太は関めぐみに水をかけられた。
しかし瑛太はどうやら関めぐみを不問に付した。
二人の友情にひびが入った様子はない。
「それもヘンだよ」とわたしは思うが、どうか?
確かに水をかけたくなるような卑劣な人間は世の中にいる。
しかし「素直になれなくて」の場合、あくまで瑛太と上野樹里の間で解決すべき問題だ。
それを横から水をかけるという異常行動の関めぐみ!
ま、どうせ最終回までに瑛太と関めぐみが近づいて、そして離れてなどという展開を用意しているのだろうが・・。

ついでにヘンなところ。

●重症がん患者のはずの吉川晃司の健康そうなこと。
●何やら薬のようなもの(笑)の力で「アレ」を勢いづかせ、渡辺えり子と「コト」を成し遂げた玉山鉄二。
●「コト」を成し遂げた後にベッドでしどけなく眠る渡辺えり子の背中。

こうして振り返ると、ひょっとして見どころいっぱい?

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ある雪の夜、泣いている男がいた。 待望の第2弾! [ルコ(アルベール)のスゴイ「ギャグ」]

架空情景

ある冬の雪の降る日のこと。
シンシンと冷え込む道端、背中を丸めてしゃがみ込み、シクシクべそをかいている男がいた。
少女がいぶかしげに近づく。
「おじちゃん、どうしたの?」
男が振り向くとき、懐から免許証がはらりと落ちた。
そこには「箕輪幸人」と書かれている。
「おじちゃん、なぜべそをかいているの?」
目に涙をたっぷりと溜めた幸人は言う。
「ぼくが出ているニュースでね、ぼくが大好きな人がいるんだ。だのにぼくの愛に気づいてくれない」
「ふ~ん、だから泣いてるのね」
「めそめそ」
「で、その大好きな人は、安藤優子かえ?」
「違うよ!ぼくの大好きな人は、秋元優里なんだい!」
そのときだった!
べリべリ!
少女が顔のマスクをはがすと、そこには秋元優里!

その後の箕輪幸人の運命について書くのはやめておこう・・。
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寝ずに観ました!北川景子・満島ひかり「月の恋人」第2話。吉高由里子「美丘」出演真矢みきの宝塚男役トップ時代の演技。 [吉高由里子]

予告通り今回は寝ませんでした、北川景子・満島ひかり「月の恋人」第2話。
いや~、リン・チーリン、顔小さいわ。
木村拓哉や篠原涼子、並んでいるシーンを後で見ると、呆然としないのだろうか。
頭身が違う、あまりに違う!

とまあ、第2話を観た感想はそれかな・・(笑)
まあストーリーや演出について今さらどうこう言っても仕方ない、「某局月曜21時ドラマ」だもの。
ただ、目についたことの一つは、篠原涼子のわざとらしい芝居。
表情から何から、一人極端にわざとらしかった。

さて吉高由里子「美丘」出演の真矢みき。
ちゃっかり「上司役」「母役」などで定着しているのであるが、実は宝塚時代、「とんでもなくクドイ芸」で人気を博した男役トップだった。
体格的にさして見栄えがするわけではなく、歌唱力にも恵まれていなかった真矢みきが活路を見いだしたのが「とんでもなくクドイ芸」なのだ!
どのようにクドかったかは、後日に譲ろうではないか(笑)。

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「手をつなぐこと」と「本当の愛」と「愛の見せかけ」 [愛の景色]

男女が「手をつなぐ」。
素敵なことだ。
しかし若いカップルには「これみよがし」に手をつないでいたり、「性欲の延長のみ」として手をつないでいるだけのことも多かろう。
「愛」と「性欲」は深く結び付いている。
(もちろん「プラトニック」な愛があってもいいが)
「愛」と「性欲」が切っても切り離せないのは事実だが、「性欲の延長のみ」の「愛の見せかけ」であれば、それが軽く、すぐに消えてなくなるというのは、決して理想論ではない。


タグ:アート 美学
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「13日の金曜日」マーカス・ニスペル監督 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「13日の金曜日」マーカス・ニスペル監督

これは2009年のリメイク版だが・・・なぜわざわざリメイクを、というのが感想かな(笑)。ジェイソンが若者を次々と殺していくだけで、ストーリーにも演出にも何の新味もない。退屈な90分強。

2点。

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