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2羽の白鳥とスヴェトラーナ。  バ、バトン・・(・_・;) [生と死のためのアート]

「そうね、アルベール!まずはピンチを脱出よ!」
バルコニーの向こうに小さな湖がある。
オーロラの浮かぶ空の下、一艘の小舟が浮かんでいる。
その側には2把の白鳥が、時に近づき、時に少し離れ、オーロラの奏でるエッダに合わせて静かなワルツを踊っている。
「ああ、スヴェトラーナ、見てごらん。あの白鳥はまるでぼくたちのようじゃないか」
「ふふふ、アルベールのおバカさん。あなたったら銃声が飛び交ってる最中にそんなこと言うなんて・・」
「ああ、そうさ、そうだよ、スヴェトラーナ。ぼくは君の前ではいつだっておバカさんになれるのさ」
ぼくはスヴェトラーナの瞳の中にいるような気がする。
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わたしの「イカレタ」チラシ [生と死のためのアート]

わたし実はですねえ、数少ない部数ですが、名刺代わりに(笑)チラシのようなものを知り合った人に配ったりすることがあります。
それも気まぐれでやっているようなもので、「宣伝に」などという気はほとんどないのです。
まあ、こんな「イカレタ」ことする人間がいてもいいかなあと思って。
下記がそのチラシ。
ブログからの抜粋を載せてるんですが、自己紹介のところで「まっとうな(?)社会人」なら引いてしまうことうけあい。
もちろんそれを承知でやってるんですけどね。

こういうのもたまに、当ブログをお読みの皆さまに紹介しますね。



末尾ルコ(アルベール)               

末尾ルコ(アルベール)と申します。
スエオ・ルコと読みます。美の探究者です。
仕事 美の探究。文章創作・制作ないし文芸。趣味美の探究。

末尾ルコのブログ、115万アクセス突破!ありがとうございます。

●架空情景

秋元優里との仲が「どうも進展しないなあ・・」というのが箕輪幸人の悩み。
熟考の上に熟考を重ねてたどり着いた「一計」は「恋のさや当て大作戦」だ。
箕輪幸人の「恋のゲリラ戦争ノート」に書かれた内容は次のとおりである。
「恋のさや当て大作戦」
① 秋元優里の目の前で別の女といちゃいちゃする。
   ↓
② それを見た秋元優里が嫉妬の炎に燃える。
   ↓
③ 必然的に箕輪幸人に対する愛に気づく。
   ↓
④ 秋元優里、箕輪幸人に愛の告白
   ↓
⑤ 2人は温泉旅行に出発

「完璧だ・・」
箕輪幸人はノートを閉じながら満足げにつぶやいた。
ベイベー優里。輪の夾竹桃(きょうちくとう)のようなお前のことだぜ、ベイベー優里。

末尾ルコのブログより抜粋

末尾ルコの美学的ブログ
http://beaute3yoshitaka.blog.so-net.ne.jp/ 
原稿ご依頼などは以下まで。
PCアドレス
sueoruko♫mail.goo.ne.jp(♫を半角のアットマークに変えてください)
タグ:美学 アート
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ユディトのホロフェルネス暗殺。 [生と死のためのアート]

司令官ホロフェルネスの軍勢がベツリアの町を陥落寸前まで追いつめたとき、ユディトはどのような作戦を実行したか?

ユディトは自ら着飾り、司令官ホロフェルネスのもとへ出向く。
ホロフェルネスはその美しさに魅了され、しかもユディトは「ベツリアの攻略方法をおしえる」と偽る。
ホロフェルネスはユディトを酒宴に招き、自らも酔いつぶれる。
その時を待っていたユディトは眠っているホロフェルネスの短剣をとり、その首を切り落とす。

ユディトはホロフェルネスの首を持ってベツリアに帰還。
司令官を失った軍はたちまち敗走する。

その後ユディトはベツリアで長命の人生を全うする。
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「Mother」第7話、田中裕子の鬼気迫る抑えた声。吉高由里子「美丘」は? [吉高由里子]

小さな暗い部屋、田中裕子と松雪泰子がいる。
声をひそめて話をしている。
緊迫顔の松雪泰子。
田中裕子の表情にも緊迫感はあるが、ふくよかな余裕も感じられる。
松雪泰子は尋ねる。
「なぜわたしを棄てたんですか」
田中裕子は答える。
「逮捕されるまであなたを連れて逃げていた。逮捕される直前、どうしようもなくなって棄てた」

「Mother」第7話。
セリフは上の通りではないが、内容はこのようなものだ。
田中裕子の演技には唸らされた。
抑制されきった声の出し方で数十年間の情念をさらけ出す。

「チェイス 国税査察官」最終回のARATAとは違った意味で、わたしは魅了される。

吉高由里子「美丘」にもこのような感動はあるのか?
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「レイジング・ブル」以降のデ・ニーロでさえ。 [生と死のためのアート]

そして「レイジング・ブル」以降のロバート・デ・ニーロの作品。
主なもの。
と言うよりも、わたしの気に入った作品ということだけれど。

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
「恋におちて」
「未来世紀ブラジル」
「ミッション」
「エンゼル・ハート」
「アンタッチャブル」
「グッドフェローズ」
「ケープ・フィアー 」
「ボーイズ・ライフ」
「カジノ」
「ヒート」

「タクシー・ドライバー」や「レイジング・ブル」を挙げなくてもこれだけの作品群が出てくる。
他にそんな俳優は・・、それまでもいないしこれからも出ない。
デ・ニーロが言葉通り「空前絶後」だという由縁だ。

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「パーフェクト・ストーム」 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「パーフェクト・ストーム」ウォルフガング・ペーターセン監督

このドキュメントの原作を書いたセバスチャン・ユンガーは、わたしの大好きなドキュメンタリー作家だ。映画を原作と比較する意味はないが、それにしてもよく作ったものだと思う。乗員全員が死亡するという歴史的事実を扱いながらも、海洋もの独特のロマンティシズムは十分に味わえる。

6点
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