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「詩集」を持つことの薦め 1 [ルコ的読書]

全ての人にお薦めしたいのが優れた「詩集」を手元に置いておくことです。
例えばわたしであれば、必ずバッグに薄い文庫本の詩集を入れておき、時間があれば取りだしてページをめくります。
詩を読むことの効能は実に多様で、ここですべて説明することはできませんが、習慣にするとあらゆることが磨かれてくるのは間違いありません。
もちろん条件として、最高レベルの詩であることは絶対に必要です。
イージーな「ポジティブ思考」的言葉をワンフレーズやツーフレーズで書きなぐったようなものをわたしはあまり好みません。
世界はそんな風に単純なものではないと思っていますので。


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「Mother」幸福のとらえ方。「上半期最もブレイクした女優TOP5」仲里依紗、北川景子、吉高由里子。 [吉高由里子]

「Mother」でもう一つ実によかったことがある。
それは「幸福」というもののとらえ方だ。
基本的に豊かな社会である日本では、逆に多くの人が「幸福感」を持ちづらいというパラドックスに悩まされている。
ところが「Mother」の中の田中裕子は再び娘に会え、会話を交わし、つまり「一緒の時間をひととき過ごす」ことだけで幸福を感じるのだという。
他に何もいらないと感じてしまうような幸福。
これまでの人生全てが報われるような幸福。
幸福を量や時間的長さで計るのでなく「質」に注目した点、とても感心させられた。

昨日触れた「上半期最もブレイクした女優TOP5」は女子高生にアンケートをとったものだが、際立った活躍を見せつけた仲里依紗に対し、取りたてて大きな動きのなかった吉高由里子が4位に入っているのはかえって人気の定着を示す結果となっている。
ちなみに2位は北川景子である。
女子高生のアンケートということでどうしてもテレビの印象が強いようであるが、吉高由里子、北川景子、仲里依紗とも映画が主戦場であることは言うまでもない。
映画の彼女らとテレビの彼女らではまったく違う姿が見られるので、DVDから始めてもよいから、ぜひ「映画」を観てほしいものだ。

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君への本当の愛の短い言葉 2010年6月27日 [愛の景色]

君の笑顔を見ることのできる日。
それはぼくの全てが救われる日でもある。

タグ:アート 言葉
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アンチエイジング   前立腺に関する小さなエッセイ [肉体とアンチエイジング]

●肉体について知ることは、アンチエイジングの基本の一つだ。

さて前立腺についてだ。
男性にしかない器官。
どこにあるのだろう?
だいたい下半身だということは見当がつく。
排尿と関係していることも間違いないだろう。
そう、前立腺は膀胱の下にある。
数グラムの重さで、断面のサイズも長くて35mm程度だとされる。
実に小さい器官だ。
こんな小さな器官に不調が起こっただけで人間は大きな苦しみを与えられることになる。

ところで次のことを確認しておこう。

○人間は肉体についてさえ、すべて解明しているわけではない。
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RPG-7炸裂!アルベールとスヴェトラーナの運命は?  こんなバトンもあるさ(^_-)-☆ [生と死のためのアート]

RPG-7はアルベールとスヴェトラーナの愛の会話をかすめて先ほどまで過ごしていたバンガローを吹き飛ばした。
「ああ!ぼくたちの愛のバンガローが!ぼくたちの思い出が!」
ぼくは爆発し炎上する2人の愛のバンガローへと駆け出す!
そのときだった。
「ダメ、アルベール!」
ぼくの左手首を握ったのはスヴェトラーナのたおやかな左手だった。
「スヴェトラーナ、行かせておくれ!ぼくたちの思い出が消失してう!」
「ダメよ!思い出はいつでもわたしたちの中にあるわ!でももしあなたに何かあったら、わたし・・」
「スヴェトラーナ!君はそこまでぼくのことを!」
「あらアルベール!そんなこと今まで気づかなかったの?」
スヴェトラーナは少しだけ頬をふくらませてすねたふりをして見せた。
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北川景子「瞬 またたき」 その神話的シーン 2 [生と死のためのアート]

映画が遂に北川景子の「記憶」の確信に触れるとき・・・けれどもちろんわたしはそのシーンを具体的に描写することはできない。
それは映画全体の核となる謎が解き明かされるシーンなのだ。
もちろん「謎が解き明かされる」と言っても凡百のミステリの謎ときシーンのような説明的なものではない。
敢えて言うならこのような表現ではどうだろうか。
そのシーンは語られることはあっても本来見てはならぬもの。
神話として語り継がれることはあっても目にしてはならないもの。
「恐怖」と「美」と「愛」の混淆という、日本映画史上でも稀なシーンだった。



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「ダーティーハリー」ドン・シーゲル監督 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「ダーティーハリー」ドン・シーゲル監督

大袈裟な特撮などを使用しなかった時代の傑作刑事アクション・・などと説明の必要もないが、何度観ても楽しめるのは小さなエピソードやセリフのおもしろさが大いに貢献している。しかし何よりも若き日のイーストウッドのタフで美しく品格のある姿。

6点
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「Mother」最終回。女優の力の問題。オリコンの「女子高生が選ぶ上半期最もブレイクした女優 TOP5」1位が仲里依紗、4位が吉高由里子。 [吉高由里子]

「Mother」は非常に力のある女優たちが主たる役で登場した。
まず松雪泰子、田中裕子、尾野真千子という3人の「映画女優」。
そして「映画女優」とは言い難いが、ベテランとして力を発揮する高畑淳子。
これだけ揃えば当然見応えは十分となる。
特に尾野真千子が松雪泰子あるいは田中裕子と同じシーンに登場するときには凡百のテレビドラマではあり得ない緊迫感や美が生み出されており、わたしもテレビを観ながら珍しくワクワクさせてもらった。
反面、酒井若菜、倉科カナの力不足は明らかで、例えば酒井若菜が子どもを産むというエピソードなどは蛇足のように感じざるを得なかった。
そして何度も書いたが、この2人の名が尾野真千子よりも先にクレジットされるというテレビの「異常さ」も自然と目についた。

オリコンがまたしても(笑)「上半期最もブレイクした女優 TOP5」などというものを発表しているが、1位が仲里依紗で、4位が吉高由里子である。
このようなアンケートから何を読み取ることができるのか?
わたしなりの感想は後日にしよう。
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●ルコ美醜悪学の原則 10 [ルコ美醜悪学]

例えば「気高い」という言葉。
マスメディアの愚劣な新語が毎年流通する世の中で、「気高い」などという言葉はすっかり忘れ去られているようにも見える。
だからこそ敢えて言おう。
「気高い」人間は「気高くない」人間よりも美しい。
(「気高さ」にもバランス感覚は必要だが)

ではどのような人間が気高く、どのような人間が気高くないか。

「長いものにまかれる人間」と「長いものにまかれない人間」。
「他人の気持ちを踏みにじる人間」と「他人の気持ちを思いやることのできる人間」
どちらが気高い人間か。まともな感覚であれば、「長いものにまかれない人間」、「他人の気持ちを思いやることのできる人間」だと簡単に分かるはずだ。


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君への本当の愛の短い言葉 2010年6月26日 [愛の景色]

梅雨の晴れ間に浮んだ月を見て君を想った。
梅雨の晴れ間の少しだけ青い空を見て君を想った。
梅雨の晴れ間に咲いていた小さな白い花を見て君を想った。
タグ:アート 言葉
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