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小説 神秘アンチエイジング&エロス 251 なめる [小説 神秘アンチエイジング&エロス]

「ふ~ん、なんかさあ、えいじちゃん。えいじちゃん、オレたちなめてない?」
「・・・・」
「あれ~、答えなしか?答えなくていいのか?そんなこと学校で習ったか?」
「あ、あの、い、いや・・」
「なあ、えいじちゃん、お前、やっぱりおれらなめてるだろ」
男の声がより低く重くなる。
「い、いや、そんなことないですよ」
なめてるだろ~!
なめてんじゃんか~!
なめてるなめてる!
男の背後から複数の声が合いの手を入れる。

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。

カフェで一人でいる素敵な女性 [末尾ルコ(アルベール) 美学 生と死のあいだ]

カフェのドアから一人の女性が入って来る。
「あ、ちょっと素敵」と思う。
一人で行動できる女性は素敵なのだ。

しかしテーブルへ着いた後、その評価は大きく分かれることになる。
「素敵」が「持続」か「増幅」か、あるいは「消滅」・・。

いろんなケースがあるので一度に全ては書けないから、ここで2つのケースを例にあげよう。

○ テーブルに着き、バッグから文庫本を取り出して読み始める。
  しかもその読み方が、いかにも「普通」である。        →「素敵増幅」

○ テーブルに着き、おもむろに携帯を取り出し、注文したコーヒーを飲むのも忘れたかのようにメールをやり続ける。
  しかもそのメールのし方が、いかにもとりとめなく、まず間違いなく「必要な用事のメール」ではなさそうである。→「素敵消滅」

しかしこれは基本であり、その人の持っている雰囲気によっては必ずしも上のような印象になるとは限らない。

福島瑞穂消費者・少子化担当相の罷免とアンチエイジングの関係 その3 [生と死のためのアート]

なぜ福島瑞穂社民党党首は罷免直前「キレイ」になったか?(キレイになったという前提で話を続けています)

★ここで念のため書いておこう。
 「キレイ」というのはあくまで「以前の福島瑞穂」との比較であって、決して竹内結子や、ましてパネロぺ・クルスなどと比較してのことではないのである。

で、なぜ福島瑞穂社民党党首は罷免直前「キレイ」になったかというと、

「見られているという意識」からではないか。(←うわ~、ビックリだ!!)

いや、もちろん社民党党首であり、弁護士時代からテレビに出たおしていた福島党首、「見られる」ことには慣れてはいるだろう。
しかし罷免の直前の注目度は生半可ではなかった。
まさしく「日本人の大部分」が注目しているというような状況。
行く先々で待ち受ける記者たち、そしてフラッシュの嵐。
福島瑞穂の潜在意識の中では、(え、わたしって女優?)的なサムシングが生まれたであろうことは想像に難くない。

(ありゃ?まだいけるかも、この話題 微笑)

「Mother」第8話へ向けて、松雪泰子、田中裕子、尾野真千子が生むものは? 吉高由里子WOWOW「豆腐姉妹」も忘れてはならない。 [吉高由里子]

「Mother」第7話は、娘のいる部屋へ向かおうとした尾野真千子の手を松雪泰子がつかむところで終わる。
このシーンはほとんどホラー映画演出のパターンで、まず尾野真千子の手を誰かの手がつかむシーンだけ現れて、その手の主は明示されない。
次の瞬間、その手が松雪泰子のものだと分かるのだが、蒼白の顔、目を見開いて無言で立つ松雪泰子に、やはりホラー演出のテイストが見てとれる。
そもそも尾野真千子が田中裕子の散髪屋へ来てからは、まったくテレビドラマ離れした緊迫感が持続し続ける。
緊迫感の中には、ひょっとしたら「過去の殺人」を示唆した田中裕子が尾野真千子を殺してしまうのではないか、そんな可能性さえも含まれている。
そしてその逆、追いつめられた尾野真千子が田中裕子を殺してしまうのではないかという可能性さえも。
まさしく「本物の殺気」・・、テレビ女優には不可能な、映画女優ならではの迫力だと思う。

「Mother」第8話は冒頭から松雪泰子、田中裕子、尾野真千子が揃うだろう。
見ものである。

さて「美丘」が注目される吉高由里子だが、WOWOWの「豆腐姉妹」も忘れてはならない。
スタートは7月31日。
こちらの作品に関してもどんどんリポートしていく。


パリジャン、フェノンとの会話。芸術とビジネス。 [生と死のためのアート]

「話題性を重視することは・・必ずしも芸術性を軽視していることにはならないよね」
と、ぼくは言いたかったのだが、うまくフランス語で言えなかった。
しかしそこは「共通する趣味」という強い味方がある。
趣味や感覚が共通する者同士であれば、多少拙い言葉を話しても、相手は文脈で理解してくれるのだ。
「その通り。話題性を重視するのはビジネス。けれどそれは芸術性のためにもなっている」
「ああ、分かる気がするな」

「戒厳令」コスタ・ガブラス監督 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「戒厳令」コスタ・ガブラス監督

ウルグアイで要人同時誘拐事件が起こるが、その中に「普通の」アメリカ市民であるはずの人物が混じっている。その理由は?稀に見る「大物オーラ」を放つイブ・モンタン主演という点も含め、同監督の「Z」との共通点は多いが、ポリティカルな「説明」が多く、映画的快感はやや劣る。

6点