SSブログ

「美」にあまりにも無知な人間 [末尾ルコ(アルベール) 美学 生と死のあいだ]

だからと言って、「人間なんて醜いだけだから」と高をくくった人間ともまともな会話はできない。
勝手に人間の限界を決めて「おれって大人だろ」と勘違いのプライドを持っている連中の意見に耳など傾ける必要はない。
そんな連中がいるから、「大人」という言葉は価値を大きく下げた。

タグ:美学 アート
nice!(42)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

スヴェトラーナの涙   え?バトンですよ♡ [生と死のためのアート]

スヴェトラーナの左頬には透明の涙の細い道が一筋通っている。
「泣いているの?スヴェトラーナ」
「見ないで、アルベール!」
そう言いながら顔を伏せるスヴェトラーナ。
ぼくは初めて知った。
いつも気丈に振る舞うスヴェトラーナの心にも深い深い闇があるということを。
「ああ、スヴェトラーナ!君はどんな闇を心に持っているの。ぼくが君の心に光をともすことはできないの?そう、ぼくは君の小さな光になりたいんだ」
スヴェトラーナはぼくの方に顔を向けた。
その目にはまだ涙が湖のように揺れていた。
涙の中にぼくの顔が映っていた。

nice!(33)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

あるニュース映像  フランス革命を語り始める前に [生と死のためのアート]

わたしが「革命」という意味を実感を伴って知ったのはこの数年後だったろう。
もっともわたしが何らかの革命グループの一員だったというわけではない。(笑)

社会(歴史)の授業などで「革命」という言葉は数え切れないほど聞いたはずだが、実感を何ら伴わない語りの中に挟まれる言葉から実感を与えられるわけもなかった。
教師はあらゆる意味で「プロ」でないといけないと思うのだが、ここでこの話題へは行かない。
わたしはそう、世界史上あらゆる意味で特筆すべきできごとだったフランス革命について自らの心情なども交えながら寄る辺なく語ろうとしているだけなのだ。

しかしここで触れておきたいのはある時に見た映像だ。
テレビの番組と番組の間の5分間のニュース。
コロンビアのニュースだった。
nice!(37)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

あ~あ継続中「月の恋人」第5話の篠原涼子と松田翔太。吉高由里子「美丘」以外の7月注目ドラマはあるか? [吉高由里子]

「月の恋人」第5話。
とにかく篠原涼子の役柄設定やセリフ、表情などを観るのがきつい。
そして松田翔太。
これだけ精彩のない松田翔太というのも珍しい。
テレビドラマは往々にしてこうした事態が見られる。
100の力を持っているのに10の力しか出させない脚本、演出。
10の内容しかない作品であれば、10の力しか持たない俳優を出せばいいと思うのだが。
この件は日本の大きな問題だと思うので、繰り返し書いていくことになるだろう。

7月開始テレビドラマで最注目は(どんな内容になるかは別として 笑)もちろん吉高由里子「美丘」だが、現在までに分かっているもので「一度は観てみようかな~」というのを並べてみよう。(深夜枠を除く・・放送されるかどうか分からないので)

「夏の恋は虹色に輝く」(フジテレビ)松本潤 、竹内結子

「ジョーカー 許されざる捜査官」(フジテレビ)堺雅人、錦戸亮

「ホタルノヒカリ2」(日本テレビ)綾瀬はるか、木村多江、藤木直人

おっと3本か。
このくらいで十分ではある。
nice!(19)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

君への本当の愛の短い言葉 2010年6月9日 [愛の景色]

あまりに強い恋情は明らかにぼくの心拍数を上げ、血圧を上げる。
特に嫉妬が忍びこむことにより、ぼくの血圧はもっと上がる。
つまりとても健康に悪いのだけど、ぼくは君にどうしても恋してしまうに違いない。

「離愁」の完璧なロミー・シュナイダーとジャン=ルイ・トランティニアン。

「離愁」はジョルジュ・シムノンの原作をピエール・グラニエ・ドフェールが監督した映画だ。
相手役がジャン=ルイ・トランティニアン。

ロミー・シュナイダーとジャン=ルイ・トランティニアン。
「離愁」の中のこの2人は、映画史上でも稀に見る「完璧な」主演男女優だと断言できる。
「稀に見る」と書いたが、実際この2人に匹敵する主演男女優が演じた作品を容易には思いつかない。
もちろん「離愁」よりクオリティの高い映画はいくらでもあるが、ここで語りたいのはあらゆる意味で「最高」の状態にある男女優がその力をいかんなく発揮した映画についてなのだ。

nice!(27)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート