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君への本当の愛の短い言葉 2010年6月16日 [愛の景色]

君さえいれば、他のことは地獄だっていいんだけどな。

吉岡清十郎と蚊とわたし。 [生と死のためのアート]

吉岡清十郎が「気」で木の茂みに潜んでいた鳥たちを飛び立たせたシーン。
これは「バガボンド」の作者井上雄彦の創作だと思っていたが、清十郎に関してそのような逸話も伝わっているらしい。
もちろん逸話は逸話であってこれを事実と思うわけにはいかないが、もし「気」で鳥たちを飛び立たせることができれば素敵ではある。

なぜわたしはこのような話を書いているか?

別にまた「バガボンド」の清十郎を延々と語ろうというわけではないのだ。
わたしの言いたいのは、もし「気」で鳥たちを飛び立たせるのが可能であれば、「気」で蚊を寄せ付けないようにするのも可能ではないかということだ。
そしてもちろんわたしはやってみた。
わたしの「気」を恐れ、蚊が逃げて行くかどうかの壮大な実験を。

       恐るべき実験結果は次回である

日が沈んだ頃にやってきたセールスマン [ルコ美醜悪学]

もうずいぶん前のことだが・・。
日が沈んだくらいの時間だった。
誰かが来た。
わたしは玄関を開ける。
メガネを掛けたやや小柄で細身の男だ。
ほとんど説明もせぬままに箱を玄関先へ置いて、「置くだけで構いません、これ一箱、ここへ置かせてください」と言う。
置き薬のセールスだ。
「うちはもうあるから必要ありません」わたしはそう答える。
「どの家にも2箱も3箱も置いています。大丈夫です、じゃあ置かせてもらいます」
もちろんわたしは言った。
「まったく必要ありませんから!」
で、メガネの男はどうしたか?
無言で箱を持ったまま後ずさりするように玄関の方へ下がっていき、明らかにわたしを睨みながら玄関を閉めた。

どうです、こんな大人?
醜い?普通?

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「月の恋人」第6話視聴率13.4%。北川景子のシーン。吉高由里子「美丘」日本テレビオフィシャルインタヴュー映像。 [吉高由里子]

「月の恋人」第6話。
木村拓哉の会社がピンチである。
会社製品の家具が事故を起こし怪我人も出たのである。
北川景子はライバル社社長の娘でトップモデルでもあり、木村拓哉に心も寄せている。
父親のライバル会社のピンチに北川景子が取った行動は?

● 家具ショップで木村拓哉会社の家具(事故の起きてない商品)を返品しようとする人の前に現れ、「これ全部ちょうだい」と木村拓哉会社製品を買い、しかも返品に来た客の意志を撤回させる。
● 着ぐるみを被り、木村拓哉会社製品で怪我をした子どもの機嫌を取りに行く。

・・・・・・(コメント不能)
ちなみに視聴率は13.4%と低い。

日本テレビのオフィシャルで吉高由里子「美丘」についての動画を観ることができるが、これがなかなかきれいな映像だ。
次回にもう少し詳しく書こう。
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「離愁」  ロミー・シュナイダーとジャン=ルイ・トランティニアンは列車の中で出会う。 [生と死のためのアート]

「離愁」の現代は「Le Train」つまり列車だ。
「離愁」のロミー・シュナイダーとジャン=ルイ・トランティニアンは列車の中で出会う。
1940年、ナチスが侵入してきたフランス。
北部フランスに住むジュリアン(ジャン=ルイ・トランティニアン)はナチスの進撃により故郷を去る日が来たことを知るが、意外な解放感をも覚えていた。
ラジオ修理工として長い間同じ村に住むジュリアンには「生きている」という意識を持つことが極めて難しかったのだ。

そしてジュリアンは列車の中でアンナ(ロミー・シュナイダー)と出会うだろう。

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真の青春映画?「告白」の快楽と意味。 その4 [生と死のためのアート]

松たか子の顔。
大きな目。
ややいびつな輪郭と造作。
それがこの作品では意外な効果となって鑑賞者の胸に迫る。
最も大切な存在を失い、ほぼ崩壊したはずの精神の均衡は、「殺人者」に対する復讐への執念のみにより辛うじて形態を保っている。
生まれつきのはずの松たか子の顔の造作。
美人だがややいびつ。
少し歪んだ顔が復讐と奈落のような哀しみを見事に表現している。
映画は大きなスクリーンに巨大な顔が映る芸術だから。
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