「愛のむきだし」の類まれなゴージャス感 [生と死のためのアート]
日本映画でわがオールタイムベストにということで「愛のむきだし」を挙げてみた。
「愛のむきだし」は日本に留まらず、世界でも類を見ない特異な映画作品だ。
作品の長さが「約4時間」というと普通は観る前からうんざりした気分になるものだが、変化に富んだ内容は4時間を4時間と感じさせない。
しかもさほど予算をかけた作品でもなかろうに、日本映画としては珍しくゴージャス感に満ちているのだ。
ゴージャス感というのは日本人にとても難しい感覚の一つ。
ブランド品で着飾ればゴージャスになるというものではない。
「愛のむきだし」は、エロ、グロ、アクション、ラブストーリーなどの様々な要素を取り入れながら、「ゴージャスは精神の問題」であるということをわれわれに見せてくれた。
「愛のむきだし」は日本に留まらず、世界でも類を見ない特異な映画作品だ。
作品の長さが「約4時間」というと普通は観る前からうんざりした気分になるものだが、変化に富んだ内容は4時間を4時間と感じさせない。
しかもさほど予算をかけた作品でもなかろうに、日本映画としては珍しくゴージャス感に満ちているのだ。
ゴージャス感というのは日本人にとても難しい感覚の一つ。
ブランド品で着飾ればゴージャスになるというものではない。
「愛のむきだし」は、エロ、グロ、アクション、ラブストーリーなどの様々な要素を取り入れながら、「ゴージャスは精神の問題」であるということをわれわれに見せてくれた。
J SportsとNHK、野球解説の差 [メディア論]
なじかは知らねどNHKのBSが映らなくなったので現在スカパーのJ Sportsでメジャーリーグを観ているのだが、驚くのは「解説者」の差。
どっちがいい解説かと言うと、断然J Sportsなわけです。
とにかくMLB(メジャーリーグ)の歴史から何から詳しい解説者を揃えている。
それに引き換えNHKは、知識なし、喋りも極めてまずいという解説者がかなり多い。
最近は映らないので(笑)知らないが、金森栄治は解説者デビューの頃はほとんど喋ってなかったし、何年やっても「テキトー」な解説しかしない高橋直樹という人もいる。
つまりNHKは「商品」として成立していないものを「商品」として使っているわけだ。
どっちがいい解説かと言うと、断然J Sportsなわけです。
とにかくMLB(メジャーリーグ)の歴史から何から詳しい解説者を揃えている。
それに引き換えNHKは、知識なし、喋りも極めてまずいという解説者がかなり多い。
最近は映らないので(笑)知らないが、金森栄治は解説者デビューの頃はほとんど喋ってなかったし、何年やっても「テキトー」な解説しかしない高橋直樹という人もいる。
つまりNHKは「商品」として成立していないものを「商品」として使っているわけだ。
「月の恋人」最終回より視聴率のよかった「しゃべくり007 SP」、やはり違う吉高由里子、綾瀬はるか出演。「おしゃれ」、やはり違う仲里依紗。 [吉高由里子]
女優がバラエティ番組に出るのは当然好きではないが、多くの映画製作にテレビ局が深く関わっているし、日本の現状ではよほどの俳優でない限りテレビドラマから無縁でいられるわけでもない。
そうなるとときに「宣伝」のために女優がバラエティ番組に登場するのはある程度仕方ないということになる。
そんな中でももちろんできれば「まともな司会者」の「まともな番組」に、というのは映画女優を愛するファンとして当然の願いだ。
「しゃべくり007 SP」や「おしゃれ」は、まあましな番組の内に入るだろう。
吉高由里子、綾瀬はるか出演「しゃべくり007 SP」の視聴率が「月の恋人」最終回よりもよかったという。
視聴率などというものでどうこう決めつけるつもりはないが、ここでは1点だけ指摘しておこう。
「しゃべくり007 SP」に出演していた吉高由里子、綾瀬はるか(そして「おしゃれ関係」出演の仲里依紗)の方が、「月の恋人」の中の女優(残念ながら北川景子、満島ひかりを含め)よりもずっと「女優」だった。
こうした現象が起こるところに「テレビドラマ」の「空虚」がある。
そうなるとときに「宣伝」のために女優がバラエティ番組に登場するのはある程度仕方ないということになる。
そんな中でももちろんできれば「まともな司会者」の「まともな番組」に、というのは映画女優を愛するファンとして当然の願いだ。
「しゃべくり007 SP」や「おしゃれ」は、まあましな番組の内に入るだろう。
吉高由里子、綾瀬はるか出演「しゃべくり007 SP」の視聴率が「月の恋人」最終回よりもよかったという。
視聴率などというものでどうこう決めつけるつもりはないが、ここでは1点だけ指摘しておこう。
「しゃべくり007 SP」に出演していた吉高由里子、綾瀬はるか(そして「おしゃれ関係」出演の仲里依紗)の方が、「月の恋人」の中の女優(残念ながら北川景子、満島ひかりを含め)よりもずっと「女優」だった。
こうした現象が起こるところに「テレビドラマ」の「空虚」がある。
●ルコ美醜悪学の原則 20 猥談に関して 4 [ルコ美醜悪学]
猥談だけではないが、会話をしていて相手が笑うとする。
同じ「笑い」でも大きく分けると、
○仕方なく笑うふりをしている場合
○本当に楽しく笑っている場合
の2通りがあるものだ。
例えばわたしは「相手がどう感じているか」「本当に笑っているのか」などという点を常に意識している。
ところがそんなことがまったく分からない人間がいるのだ。
同じ「笑い」でも大きく分けると、
○仕方なく笑うふりをしている場合
○本当に楽しく笑っている場合
の2通りがあるものだ。
例えばわたしは「相手がどう感じているか」「本当に笑っているのか」などという点を常に意識している。
ところがそんなことがまったく分からない人間がいるのだ。
「マーターズ」パスカル・ロジェ監督 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]
「マーターズ」パスカル・ロジェ監督
展開はリアルではないがグロの造形が非常にリアル。平気で「(日本人的には)見てはならない」ものを見せるのはヨーロッパの芸術・宗教芸術の伝統とも言えるだろう。絶叫、血みどろ、傷だらけなので、苦手な人は観るべきではない。大きなテーマが「拷問などを受ける宗教的受難者が時に感じる法悦郷」なのだけれど、この作品ではあくまで味付けに使っているだけで、特に深く考える必要もない。謎の満ちているので最後まで引っ張る力はあるが・・。
5点
展開はリアルではないがグロの造形が非常にリアル。平気で「(日本人的には)見てはならない」ものを見せるのはヨーロッパの芸術・宗教芸術の伝統とも言えるだろう。絶叫、血みどろ、傷だらけなので、苦手な人は観るべきではない。大きなテーマが「拷問などを受ける宗教的受難者が時に感じる法悦郷」なのだけれど、この作品ではあくまで味付けに使っているだけで、特に深く考える必要もない。謎の満ちているので最後まで引っ張る力はあるが・・。
5点