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ネオアンガージュマン 自粛と非自粛の間。 [ネオアンガージュマン]

東日本大震災後の日本は社会的に「自粛」圧力が生まれ、いやがおうにも多くの催しを自粛せざるを得ない空気が醸成されたが、現在はその揺り戻しのように「自粛すべきでない」という空気が強くなりつつあるようだ。
日本はご存じのように「全体がどちらかに流れる」ことが多く、現在の流れでは「自粛は愚だ」という社会的雰囲気ができるのは時間の問題のような気がする。
けれど「自粛と非自粛」は「どちらがいい」と単純に決められるものではないような気がするが、どうだろうか。つまりケースバイケースである。
もちろん社会的にいつまでも「自粛」しているのは日本全体、つまり被災地の方々などにとってもよくないことであるのは分かる。
ここでしっかり考えたいのは、震災の前後を問わず、もともと「必要ない」というよりも、どちらかと言えば「無駄」だったものは復活させる必要はないということだ。
文化、芸術は「無駄」から生まれるという側面もあるが、日本には文化、芸術の価値を失墜させる「無駄」が多過ぎはしなかったか。

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280万アクセス突破。ありがとうございました。 [末尾ルコ(アルベール)より]

本日280万アクセスを超えておりました。(since2008年10月)
いつも見てくださってありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします。

一緒に社会をよき方向へ変えていきましょうよ、ね!?

                                        RUKO
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「JIN 仁」続編4月17日スタート。新登場人物に西郷隆盛、近藤勇、皇女和宮など。 [生と死のためのアート]

「JIN 仁」続編が4月17日にスタートするということで、実はさほど興味はないけれど(笑)非常に注目度の高いドラマだから今度は初回からチェックしてみようかと思っている。
新登場人物として西郷隆盛、近藤勇、皇女和宮などが予定されているというが、あれ、皇女和は堀北真希じゃなかったっけ?などと「篤姫」もまともに観ていないのにトボケちゃったりする今日この頃なのだ。
西郷隆盛役は藤本隆宏。競泳の元日本記録保持者なのだそうだ。ほほお。
近藤勇役は「THE BOOM」ボーカルの宮沢和史だそうだ。ふううん。
で、皇女和宮は堀北真希じゃなくて、黒川智花。ふむふむ・・。
と、何とも感想を持ちにくい新キャスト。
オリジナルキャラクターとして佐藤隆太の名前など見ると、いささかため息ものである。


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愛の思索、その言葉 2011年4月7日 [愛の景色]

「愛」なんて誰も見たことないさ。
君は「愛」を見たことがあるか?
「愛」が歩いてた?
「愛」が走ってた?
「愛」が寝転んで鼾(いびき)をしていた?
そんなもの誰も見たことはないさ。
ぼくだって見たことはない。

タグ: アート 言葉
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満島ひかり、高良健吾出演NHK朝ドラマ「おひさま」における不世出の大女優若尾文子 [吉高由里子]

満島ひかり、高良健吾出演NHK朝ドラマ「おひさま」第一話冒頭から斉藤由貴が登場したのには「う」だったけれど、いつも通りのわざとらしい表情満載の演技にも「う」だった。これで歌でも歌われた日には「ううう」となる。
主人公を演ずる井上真央が年齢を重ねた姿が若尾文子なのだけれど、これはもう、若尾文子が登場するだけで威儀を正さなければならない、視聴者は。
日本映画史上最高の女優・・若尾文子についてそう認識している人は多いだろう、わたしもそうである。
ぜひまた映画館で若尾文子を観たいものだが、とりあえずどんなメディアでも若尾文子には最高度のリスペクトを置かねばならない。
つまりわたしは「おひさま」放送中、満島ひかり、高良健吾などとともに若尾文子についても語って行くことになる。

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小説 感じのいい行員 その弐 [生と死のためのアート]

気が付いたら4月。感じのいい行員を見たのは3月。いつの間に1カ月も経っていたのだ。
「四月だもの、3月よりもいい光が入って来ますね」ぼくはそう言った。「お客様、今〈四〉は漢字で、〈3〉はアラビア数字で言いましたね」案外なことを言いだす行員だ。地方銀行とは言えけっこう偏差値の高い大学を出ていそうだな。でも偏差値なんて超感覚とは何の関係もないはずさ。ぼくは超感覚を身に着けるために長年修業を積んで来た。「君、行員さん、ぼくの口にした言葉がどんな文字か分かるのかい。なかなかのものだね。ぼくと超感覚合戦でもどうだい」すると行員、「あら、新手のナンパってやつですの?」などと言う。そうしてぼくたちは陽光に満ちた某銀行の中でハーモニーを奏で始めたんだ。「男と女は持ちつ持たれつほいほほい。しなだりかかられ、こりゃ不思議。カリマンタンは海の上♪」


タグ:小説 アート
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NHKドラマ「TAROの塔」 岡本太郎の想いは生きているか? [生と死のためのアート]

NHKドラマ「TAROの塔」も最終回で終えたが、見応え充分であったと同時に、岡本太郎の想いは現代の日本にどれだけ生きているのか?という疑問も湧いた。
人々がより芸術に近づくこと。
人々自身が芸術になること。
あの巨大な太陽の塔を創り、刺激的な発言で世間に挑戦していた岡本太郎の影響力は現在のどんなアーテイストも及ぶところではないだろう。
当時岡本太郎の芸術、思想の洗礼を受けた人間の中で芸術の世界に目覚め、その生涯その影響の下に生きた者は多かったに違いない。
そうした人たちが人生の中で周囲の人に与えた影響、影響を与えられた人たちがさらにその周囲の人たちに影響を与えて行く。
となれば岡本太郎の影響は広く深い。
うん、そのはずだ。
しかし現在の日本を見た時。
どれだけ「人間=芸術」の思想が社会の底流に流れているか・・・はなはだ心もとない気はする。

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