SSブログ

ああ、ついに「ニコラ・ル・リッシュとパリのエトワールたち」公演延期決定・・。 [愛とバレエ]

実はこんなことになるんじゃないかという想像はあった。しかしせっかくの素晴らしいプログラム。少しでも公演に水を差したくないという思いもあり、書かないでおいた。
そう、「東日本大震災の影響による公演中止」。
それにしてもよりによって2011年に日本で予定されていたバレエ公演の中で圧倒的な輝きを放っていた「ニコラ・ル・リッシュとパリのエトワールたち」が・・。
「延期」という発表だけれど、もちろん「いつまで」などという区切りはない。
NBSの発表によれば、「東日本大震災および福島第一原子力発電所の事故の影響を危惧した」ことが理由として挙げられているが、その「影響」の範囲さえまったく定かでないではないか。
もっとも他の海外バレエ団の公演はほとんど通常通り行われているのだけれど、もちろんわたしたちはニコラ・ル・リッシュの決断に対して、「薄情」だの「弱虫」だのいう批判などできようはずもない。
なにせ深刻な原発事故に対して、「こんな」対応しかできない「政府」「東電」「マスメディア」などなどが牛耳っている国なのだから。

nice!(43)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

最近「つまらない予告編」が多い感じ?「クロッシング」「オーケストラ」 [生と死のためのアート]

映画に関して従来よく使われる表現に、「映画全部観るよりも予告編の方がおもしろかった」というものがある。現実的にはそんなこともあるし、そんなことはない場合もある、と当然の結論となるが、逆に言えるのは、確かに昔はおもしろい予告編が多かったという印象が強い。
なぜわざわざこんなことを書くのかというと、
最近「つまらなさそうな予告編」なのに本編は実におもしろかった、というケースがいくつかあったからだ。
例えば韓国映画「クロッシング」。肺結核の妻に薬を買うために北朝鮮から中国へ脱出する夫。そして父を追って単身旅立つ少年を描いた作品だけれど、映画的興奮に満ちた非常に満足できる内容だった。ところが予告編ではまるでショボい「泣かせの親子物」という印象しか受けなかったのだ。
同様に、音楽・ロシア・パリを見事に描いたフランス映画「オーケストラ」も、予告編では妙に貧乏臭い映画にしか見えなかった。
宣伝担当の人もいろいろご苦労があるのだろうが、せっかくの素晴らしい映画、ちょっと常識を踏み外すくらいのエキサイティングな予告編を作っていただきたい。

nice!(39)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

愛の思索、その言葉 2011年5月20日 [愛の景色]

そう、ぼくは君の笑顔を一日に5分間見ることができれば、残りの23時間55分は地獄にいたってかまわない。
それは事実だ。
しかしもちろん、君の笑顔を一日に24時間見られるほどの幸福はない。
睡眠不足にはなるだろうけれど。

タグ:アート 言葉
nice!(49)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

独走!尾野真千子「名前をなくした女神たち」。美しき感情表出と落涙。 [生と死のためのアート]

「名前をなくした女神たち」第6話。やはり尾野真千子独走だ。何と自然に涙を零せる女優だろう。頬を伝うことさえなく、目から空間へと直接的に落ちて行く涙の雫。まさしく落涙という言葉そのままの形姿。「名前をなくした女神たち」の尾野真千子は、生い立ち、現在の夫婦関係などに底知れぬ煩悶を抱えているけれど、普段はそれを表出できない女であり、それだけに感情が爆発するシーンは強く印象に残る。

♪宣伝(^_-)-☆

末尾ルコのメルマガ 末尾ルコのサロン「人生を強く美しく愛とともに狂おしく生きるレッスン」はサイドバーのバナーから!

nice!(33)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

ネオアンガージュマン 「分かった口」を聞く連中にご用心。 [ネオアンガージュマン]

「無知の知」というソクラテスのコンセプトは不滅であり、「無知の知」がまるで理解できてない手合いが多過ぎるわけだ。
「こんなもんだよ」とか「これが世の中だよ」、とか、うん、確かにフランス風の「C’est la vie」という諦念は時に必要だけれど、「こんなもんだよ」とか「これが世の中だよ」という分かった口を聞くこととは話が違う。
「分かった口」を聞いている連中は「分かっている」と信じている時点でどうしようもない間違いを犯していることがほとんどで、こうした手合いは社会の濁りになるのみで、「新しいもの」を生み出すことはあり得ないものだ。

nice!(40)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

ネオアンガージュマン 「文化」尊重の日本へ! [ネオアンガージュマン]

不安定で不安な雰囲気が支配的な世の中になったからこそ、「心」を大切にし、育てねばなりません。
強く美しい「心」を育てる一つの方法がより素晴らしい文化を享受することです。

そう。わたしたちは「崇高な文化」があることをより多くの人たちに伝えていかねばなりません。

nice!(39)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート