SSブログ

魂の演技に満たされた「ザ・ファイター」 [生と死のためのアート]

映画「ザ・ファイター」でオスカー助演男女優賞をクリスチャン・ベール、メリッサ・レオがさらったように、この作品は俳優たちの魂のこもった演技によって支えられている。「映画通」とされる人たちの一部で、「俳優の熱演なんていらない・・」と主張する人もいるが、これもまた偏った見方で、見当外れの熱演は困るけれど、作品のクオリティを高める熱演は、観る者の魂の熱を上げ、揺さぶる。ところで「ザ・ファイター」の中でとりわけ印象深かったのが、同じくオスカー助演女優賞にノミネートされながら、メリッサ・レオに受賞を譲ったエイミー・アダムスの演技。クリスチャン・ベールにその劣等感をつかれるところ。

nice!(46)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

揶揄もなんのその、不滅のデ・ニーロ・アプローチ [生と死のためのアート]

デ・ニーロ・アプローチ。
「レイジング・ブル」など、ロバート・デ・ニーロが行い広めた、「映像俳優」たちの役作り。
例えば「モンスター」のシャーリーズ・セロン、そして「マシニスト」「ザ・ファイター」のクリスチャン・ベールなどもそれに該当するだろう。

デ・ニーロ・アプローチを揶揄した(と伝えられた)俳優たちもいた。
例えばアンソニー・ホプキンス、日本では三上博史ら。
けれど彼らがどうあがいても(少なくとも映像では)デ・ニーロに程遠いパフォーマンスしか残してない以上、何ら説得力はない。
「レッド・ドラゴン」で若き日のハンニバル・レクターを演じていながら、どう見ても「羊たちの沈黙」の時よりも老い、だぶついた身体を映像に残す他なかったアンソニー・ホプキンスとか。

わたしの意見だけれど、そう、デ・ニーロやベールたちのような「物狂い」俳優たちがいる方が、世界はずっとおもしろい。

nice!(40)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

愛をどこまでも掘り下げ、どこまでも高い場所へと導く。その言葉 2011年5月24日(タイトル変更してます) [愛の景色]

愛をどこまでも掘り下げる。嫌になるほど、吐き気がしても、掘り下げる。
だって仕方ないじゃないか。
愛がなければ生きられないのだから。

タグ: 言葉 アート
nice!(49)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

聖書の如き「レイジング・ブル」ロバート・デ・ニーロに近づくことはできない。 [生と死のためのアート]

〈「レイジング・ブル」以前・以後〉という言い方もできるだろう。それだけ「レイジング・ブル」のロバート・デ・ニーロが与えたインパクトは大きく、「社会的インパクト」と表現しても過言ではないものだった。そのデ・ニーロアプローチによって。その後の映像俳優たちの役に対する取り組みは大きく変わる。多くの俳優が体重の増減や容貌の極端な改造によって役に挑む時代が今も続いているが、もちろん「レイジング・ブル」のデ・ニーロに近づくことさえできない。結局これは、どんな書物も「聖書」に近づけないのと同じことだ、いかに優れた内容を持ってしても。今年のカンヌ国際映画祭開会セレモニー。麗しのメラニー・ロランはこう言った。
「俳優という言葉を辞書で引けば、〈ロバート・デ・ニーロ〉と書いてあります」


nice!(32)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

ネオアンガージュマン 「心なし」で「消費」を続けていいのか? [ネオアンガージュマン]

ね。過度な自粛が被災地の方々のためにならないなんて、そんなこと分かってるんだよ。
でもね、「自粛は止めよう!」などという人たちの中に、「日本は常に心のない消費社会でなければならぬ、おれたちの会社のために。うっしっし」という人たちが多いのも事実だろう。
震災が起ころうが起こるまいが、「心のない消費社会」は間違いなのじゃないのか?

実際ぼくには、「心なし」で生きている人間が多過ぎるように見える。

nice!(45)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

● 末尾ルコの「ロクでもない人生」について言及した宣伝文 [末尾ルコ(アルベール)より]

末尾ルコ(アルベール)

● 言葉の創作
● 社会・精神改革

言葉 芸術 アート 人生 醜悪 美 生 死 聖 会話 社会 バレエ 映画
神話 歴史 文学 武士道・・・ 

メルマガ 末尾ルコのサロン「人生を強く美しく愛とともに狂おしく生きるレッスン」

対応機器→PC・携帯向け
表示形式→テキスト形式
発行周期→毎週 月・火・金・土曜日
登録料金→1,050円/月(税込)


※末尾ルコのシビれる(笑)メッセージ!

ロクでもない人生を送っていると思っている方。
心配しないでください、わたしもよくそう思います。
そもそも人生なんてロクでもないものかも。
しかしロクでもないものをロクでもあるものに変えようとする虚しい努力も楽しいじゃないですか。

発行周期→毎週 月・火・金・土曜日で、登録料金→1,050円/月(税込)ということは、つまり「1配信当たり約58円!」ということになります。
登録したり、登録解除したり、また登録したり・・、もちろんずっと登録したままでいたり、フレキシブルにできますよ!


末尾ルコ(アルベール)の美醜悪学ブログ
http://beaute3yoshitaka.blog.so-net.ne.jp/ 
310万アクセス突破(since2008年10月)

連絡先
sueoruko♫mail.goo.ne.jp

nice!(25)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート