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●カンヌ国際映画祭、「動画配信サービス大手ネットフリックス製作の作品を来年から除外」は英断である。 [「言葉」による革命]

●カンヌ国際映画祭、「動画配信サービス大手ネットフリックス製作の作品を来年から除外」は英断である。

末尾ルコ「映画の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

カンヌ国際映画祭が、「動画配信サービス大手ネットフリックス製作の作品を来年から除外する」という決定をしたニュース。
これは正しく英断です。
動画配信サービスが悪いと言っているのではないし、映画をテレビやPC、あるいはスマホの画面で楽しむ習慣を最早止めることはできないし、止める必要もないですね。
しかし絶対に譲ってはならないのが、

「映画は映画である」

という真実であり、「映像メディア」という共通点はあっても、テレビやPC画面で観るものと映画館で観るものは、原則「似て非なるもの」だと若い人たちも知るべきなのです。

この問題は極めて重大なので、折に触れ、お話していきます。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2017年5月26日 [愛の景色]

心を解放し、
愛をひたすら想うこと

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ ジョニー・デップやアーノルド・シュワルツェネッガーの生き方 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ ジョニー・デップやアーノルド・シュワルツェネッガーの生き方と、「映画とドラマのあまりの違い」。

・ジョニー・デップに関して、わたしは「お粗末なり」と断じたが、つまり「俳優としての生き方」がジャック・スパロー役で大当たりして以来、「かなり美しくない」あるいは「醜い」とずっと感じていたのである。
この感覚、わたしはとても大切にしている。
ジョニー・デップとは違う意味で「醜いなあ」と感じていたのがアーノルド・シュワルツェネッガー。
わたしはかつてシュワルツェネッガーの大ファンだっただけに、不倫→離婚→映画界復帰という流れがどうにもカッコ悪く見たものだ。
カリフォルニア州知事になったタイミングはなかなかよかっただけに、その後がいただけなかった。
で、復帰後のシュワルツェネッガー主演作は観てなかったのだが、たまたま『ターミネーター 新起動/ジェニシス』を観たら、案外おもしろかった。
「リブート」されたストーリーには最早一切興味なかったが、アクションシーンがおもしろかった。
近年のアクション大作、『アベンジャーズ』シリーズや『ワイルド・スピード』シリーズと違って、各シーンがすっきりとしている。
「芯」をしっかりと中心として展開するので、感情を乗せやすい。
画面の隅々までいろんな映像がごちゃごちゃ花盛りというサービス過剰のアクションシーンは観ていてげんなりしてくるのだ。


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●近頃なかなか味わえるホラー映画『残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋』で竹内結子と橋本愛の現在地を確認する。 [「言葉」による革命]

●近頃なかなか味わえるホラー映画『残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋』で竹内結子と橋本愛の現在地を確認する。

末尾ルコ「映画の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

中村義洋監督の『残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋』はこのところの日本映画としては珍しくコクのあるホラー映画だ。
「住んでいる部屋で奇妙な音がする」ことが一つのきっかけとなってストーリーは進んでいくのだが、地に足が着いたホラー映画としての魅力に加え、竹内結子、橋本愛というトップクラスの女優二人の現在地を推し測る上でも興味深い作品となっている。
トップるラスの女優と言っても、竹内結子は『ストロベリーナイト』のような鼻息荒い演技がわたしは苦手で、しばらく敬遠していたけれど、近年黒澤清監督の『クリーピー』や同作品などで無駄な力の抜けた存在を見せており、関心が復活してきた。
『残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋』の竹内結子はホラーなどを書いている小説家の役で、作品のテーマとなっている怪奇現象を調べている内に深みに嵌っていくのだけれど、中村監督の演出意図も踏まえた上でひょうひょうと演じており、それが映画全体に有意な効果をもたらしている。
ギャーギャー叫んだりすることなく、(ひょっとしてこの人、祟られ続けているの??)と想像させる雰囲気作りは出色で、同作品鑑賞時の大きな見ものとなっている。

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●NEVER無差別級6人タッグ王座、「10人タッグマッチ」、「3WAYタッグマッチ」などについて考えながら、「あること」を思い出す。 [「言葉」による革命]

●NEVER無差別級6人タッグ王座、「10人タッグマッチ」、「3WAYタッグマッチ」などについて考えながら、「あること」を思い出す。

末尾ルコ「プロレスの話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

新日本プロレスは、NEVER無差別級6人タッグ王座を管理していて、つまり3対3で行う試合にチャンピオンを認めているのである。
現在のチャンピオンは、内藤哲也率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのSANADA、EVIL、BUSHIのトリオで、EVILは現役の日本人プロレスラーの中では唯一と言ってもいい、わたしが贔屓にしている選手である。
EVILのどこがいいかと言えば、最も短く纏めれば、「観ていておもしろいから」に尽きるのであり、別にEVILが高度な技や危険な技を連発させるからではない。
それはさて置き、今のプロレス団体、多様な企画でファンの注目を引かねばならないのは分かるが、「6人タッグチャンピオン」とか言われてもなかなか盛り上がれないのは、ひょっとしたら10代、20代のプロレスファンも同様ではないかと、タイトルマッチを観ながら感じた。
新日本プロレスは「10人タッグマッチ」や「3WAYタッグマッチ」などもしょっちゅうやっているようで、しかしこうした試合に感じる「忙しさ」に、いつもわたしは無感情になってしまうのである。
その意味で、「無感情にしてフラットな時間」を創るためには、新日本プロレス観戦はかなり役に立つ。
と言うのは皮肉に過ぎる書き方で、命を懸けて試合をしているレスラーたちにはとても失礼に当たるけれど、実際「そんな気持ち」になることが多いのも事実なのだ。
ただ、「6人タッグ」という試合形式は、テレビで観てもおもしろくないけれど、試合会場で観戦すれば、ある程度は楽しめるのも事実である。
わたしがティーンの頃(ふふふ)にプロレスを生観戦していたのは高知県民体育館だったけれど、会場へ入ると「今日のカード表」的なものを手渡され、高知での興行だからメインイベントが6人タッグだということがしばしばで、それを見た瞬間には(ちっ)と感じるけれど、試合を観ればそこそこ楽しませてくれたものだった。
その意味では「場外乱闘」も、テレビで観てもつまらないけれど、「会場の観客を盛り上げる」ためには大きな役割を果たしていたのである。

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ詩D「猫、灯り」篇。2017年5月26日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩D「猫、灯り」篇。

「猫、灯り」

高知市薊野にある


カスパール・ハウザーって
ハーメルンの笛吹きが
連れて行ったんだってね
誰がそんなことを
フォイエルバッハ先生
ではないよ
でもカスパール・ハウザーは
連れ去られていない
そこに死体があったはずだ
それでもカスパール・ハウザーは
連れて行かれた
ひょっとしたら
ハーメルンの笛吹きに

高知市薊野にある


・・・・・・

ぼくの素敵なネコは
いつでも
灯りを纏っている。

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

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