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[ダイヤ]「言葉」による革命・「美」による革命[ダイヤ]  「末尾ルコ 革命広場」/「末尾ルコ 会話芸術」高知(土佐)薊野より全国、世界へ ●「世界との遠近感」のレッスン~「錦織の3回戦より、卓球ミックスダブルス決勝が大事」は本当か?2017年6月5日 [「言葉」による革命]

※2017年7月31日配信予定 末尾ルコ メルマガ(有料)より抜粋。

●「世界との遠近感」のレッスン~「錦織の3回戦より、卓球ミックスダブルス決勝が大事」は本当か?

世界卓球選手権で盛り上がっている方も多いし、それはそれでけっこうだけれど、卓球のフォーカスを絞り過ぎ、卓球の選手を過度にスターとして扱うことは、「世界との遠近感」を狂わせてしまう一因となります。
2017年はテレビ東京が全仏オープンテニスと世界卓球選手権を両方放送したということで、6月3日には錦織の試合が中心で、卓球ミックスダブルス決勝の放送が疎かにされたことに不満を持つ人が多かったようです。
もちろん「卓球を観たい」という方にはお気の毒な放送だったのでしょうが、「錦織の3回戦と卓球の決勝とどちらが大事なんだ?」という、「卓球の決勝の方が当然大事だ」という前提の意見は、「世界との遠近感を考慮すれば、間違っている」とわたしは考えます。
テニスのグランドスラムは、世界中に存在する様々なスポーツイベントの中でも、掛け値なしに「世界の」と表現できる数少ないものです。
では「卓球ミックスダブルス決勝」を、もし日本人選手が関わってなかったら、誰が気にするでしょうか?
別に「だから卓球に価値はない」と言っているのではありません。
要は「バランス感覚」の問題です。

(続きは有料メルマガでお願いします)



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極限の愛、日常の愛、その言葉 2017年6月5日 [愛の景色]

鋭い痛みに耐える力を与えてくれるのは
やはり愛か

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ お子様とも愉しめる、お薦め本『モーパッサン短篇選』〈岩波文庫、高山 鉄男訳〉。2017年6月5日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ お子様とも愉しめる、お薦め本『モーパッサン短篇選』〈岩波文庫、高山 鉄男訳〉。

末尾ルコ「読書で、知性と感性を鍛えるレッスン」

モーパッサンの短編がおもしろくて、ですねえ。
モーパッサン。
もちろん昔からいろいろ読んでいるけれど、さほど熱心に好きな作家ではなかった。
「普通」という感じがあったんですね、例えばフローベールやネルヴァルやユイスマンスなどと並べた場合。
ちなみにわたしにとって、ジェラール・ド・ネルヴァルの『シルヴィ』は特別な作品で、初めて読んだ時の精神の錯乱を帯びた熱感は忘れられない。
フランス文学にどっぷり浸かる大きなきっかけとなったのが『シルヴィ』です。

今回愉しんでいるモーパッサンは、岩波文庫の『モーパッサン短篇選』で、訳は高山 鉄男。
モーパッサンの短編は、新潮文庫やちくま文庫でも読めるけれど、この岩波文庫『モーパッサン短篇選』もなかなかで、読みやすい作品ばかり。
読みやすく、おもしろく、どの作品にも人生と人間の残酷さが描かれている。
『モーパッサン短篇選』は、お子様がおられるご家庭であれば、ご一緒に愉しむととてもいいと思います。
15編の短編が収録されていますが、「シモンのパパ」「椅子直しの女」 「旅路」・・・素晴らしいですよ。
各作品に小さな挿絵も添えられているのですが、こういうのも味わい深く、嬉しい!


●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

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●末尾ルコ「山田姉妹のその経歴と、わたしが望む、そのまったく新しい可能性」。 [吉高由里子]

●末尾ルコ「山田姉妹のその経歴と、わたしが望む、そのまったく新しい可能性」。

末尾ルコ「音楽の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

日本コロムビアのオフィシャルサイトによれば、

山田姉妹とは、1991年12月24日生れの山田華・山田麗という双子のソプラノデュオである。
出身は、神奈川県逗子市。
姉の華は2011年度にミス鎌倉となっている。
なるほど、幾多の小説や映画の舞台となってきた鎌倉のか。

山田姉妹は、二期会オペラ研修所マスタークラス修了時、共に優秀賞を受賞。

華は、東京藝術大学声楽科を卒業しており、在学中に安宅賞を受賞している。
麗は、国立音楽大学声楽科、オペラソリストコースを共に首席で卒業しており、卒業時に武岡賞を受賞している。

こうした経歴を持つ声楽家はもちろん多くいるだろう。(とは言え、「主席」は「普通」ではないが)
ただ、こうした経歴を持つ人たちが、ポップスの世界に入ることは稀である。

わたしはこの山田姉妹が今後、

「日本におけるまったく新しい音楽の可能性」

となることを望んでいるのだ。

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●伊藤咲子「ひまわり娘」と同年の1974年にキャスターとなった磯村尚徳「猪木VSアリ、茶番劇発言」に見る「言葉のネガティブな力」。 [「言葉」による革命]

●伊藤咲子「ひまわり娘」と同年の1974年にキャスターとなった磯村尚徳「猪木VSアリ、茶番劇発言」に見る「言葉のネガティブな力」。

末尾ルコ「プロレスと音楽と、もちろん〈言葉そのもの〉の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

伊藤咲子の「ひまわり娘」がリリースされたのが1974年であり、アントニオ猪木VSモハメッド・アリが行われたのが1976年だ。
1974年4月にはNHK総合テレビで『ニュースセンター9時』の放送が開始されていて、キャスターは磯村尚徳。
なるほど、その2年後、猪木VSアリの試合内容を受けて、磯村尚徳の「茶番劇発言」があって、猪木はそれに対する恨みを持ち続けていた、と。
これはしかし、「言葉の力」、とりわけ「言葉のネガティブな力」をよく表している一件でもあると、今となっては見做すことができるわけなのですな。
これは「あのアントニオ猪木」に対して、「NHK全国放送のメインキャスター」が放った発言なのでこれだけ後々まで語り継がれているけれど、わたしたちの日常では無数にこのような事態が起こっているわけだ。
磯村尚徳も、よもや猪木本人が数十年後まで根に持つとまで思い至るわけもなし、しかし「極めて不快な発言」というものは、言われた者にとって生涯忘れないものであるから、常に「言葉の持つ巨大な力」を心に留めてものを言わねばならない、わたしがいつも主張するところではある。

思いもよらず、(今の)伊藤咲子の「ひまわり娘」を視聴する羽目(笑)になった件のBS TBS『日本名曲アルバム』だけれど、お目当ての山田姉妹はラストに出てきて、「踊り明かそう」を、キュートな振付を交えながら歌った。
その振付のキュートさは、現在の山田姉妹以外の成人女性がやったりすると即刻レッドカード及び退場を命じられるレベルであって、そもそも『日本名曲アルバム』に『マイ・フェア・レディ』の「踊り明かそう」ってどうなんだというのはあるが、わたしとしては山田姉妹に、さだまさしや小坂明子などの昭和ヒット曲ばかりでなく、洋画のヒットテーマ曲などを存分に歌唱してほしいところなのである。

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ詩D「猫、モーパッサン」篇。2017年6月5日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩D「猫、モーパッサン」篇。

「猫、モーパッサン」

高知市薊野にある


真昼のモーパッサン
あるいは
啓蒙思想に対する思考
あいつらは馬鹿だ
あの論客ぶった
カスどもさ
真昼のモーパッサン
あるいは
啓蒙思想に対する思考

高知市薊野にある


・・・・・・

ぼくの素敵なネコと
ぼくの
最高の物語!

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

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