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●2017年全仏オープンテニス ラトヴィアのエレーナ・オスタペンコは、「世界のスター」となった。 [「言葉」による革命]

●2017年全仏オープンテニス ラトヴィアのエレーナ・オスタペンコは、「世界のスター」となった。

末尾ルコ「テニス観戦の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

バルト三国はソ連からの独立の時にとても気になったけれど、その後テレビで紀行番組などで取り上げられた時に観ることもあるくらいで、なにせ世界には他にも多くの国があるから、特にバルト三国について調べたりすることはなかった。
バルト三国と言えば、エストニア、リトアニア、ラトヴィアだけれど、中でもラトヴィアの印象は一番薄いという根拠のないイメージもあった。
そしてソ連共産圏崩壊後ある年月が過ぎた2017年、若きラトヴィア人女子テニス選手エレーナ・オスタペンコがローラン・ギャロスでその才能と魅力を炸裂させる。
間違いなく、ラトヴィア史始まって以来の「世界的スター」の誕生だ。
ラトヴィアの如き小さな国から突如として「世界的スター」が登場するのがテニス界のおもしろさでもある。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2017年6月10日 [愛の景色]

「愛」は「狂気」を含み
決して「狂気」まで振れはしない

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「溝口健二『山椒大夫』、「感傷」を一切用いずに心が掻き毟られるのはなぜか?2017年6月10日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「溝口健二『山椒大夫』、「感傷」を一切用いずに心が掻き毟られるのはなぜか?

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

2016年8月3日に次の文章をアップした。

・・・・・・

末尾ルコ「溝口健二没後60年」であろうがなかろうが、日本人ならその偉大な作品を鑑賞すべし!

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」


2016年は「溝口健二没後60年」ということでWOWOWでも7月に特集をやっていて、『西鶴一代女』『祇園囃子』『近松物語』などが放送されたけれど、わたしは実に久々に『山椒大夫』を鑑賞して、(・・・これは凄い!)と、もうずいぶん前に観て以来だから当時気付かなかった凄さを再認識、痛感し、同時に「怒り」も湧いてきた。
何に対する「怒り」かと言えば、

近年の「日本映画もどき」「時代劇もどき」に対する怒り

です。はい。

この話はまたじっくりするとして、一つ大いなる主張をしておこう。

「日本を愛するのであれば、溝口健二の代表作はすべて観るべきである!」

・・・・・・

『西鶴一代女』『祇園囃子』『近松物語』、そして『雨月物語』など、繰り返し鑑賞し、圧倒されているのだけれど、案外『山椒大夫』はずっと前に鑑賞したままだったので、この機会に観返したわけだ。
どこからどこまでも凄い。
田中絹代主演というイメージがあったけれど、実質的に「厨子王」の花柳善章が中心となっていて、新派のこの俳優の見事な演技を引き出している。
「安寿」は香川京子で、『近松物語』では溝口健二によって映画史に残る「女の姿」の造形を成しているこの女優が、『山椒大夫』の中では質素にして強靭な魂を持つ少女を演じており、「その死」のシーンは静謐にして、神秘的なまでの境地に達している。
当然ながら「感傷」を一切持ち込まず、しかし心が掻き毟られるこの圧倒的芸術作品を「日本人なのに観てない・知りもしない」ではそれこそ「国家的恥辱」だ。
もう一度言おう。

「日本を愛するのであれば、溝口健二の代表作はすべて観るべきである!」

●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

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●山田姉妹、丘みどり、杜このみ、市川由紀乃が台頭している秘密をお教えましょう。 [吉高由里子]

●山田姉妹、丘みどり、杜このみ、市川由紀乃が台頭している秘密をお教えましょう。

末尾ルコ「音楽の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

歌。

今、わたしが日本の女性歌手としてとても気に入っているのが次の4組です。

山田姉妹。
丘みどり。
杜このみ。
市川由紀乃。

正直なところ、皆美形です。
この人たちはポピュラー歌手であり、実際問題として、容姿もかなり大切です。
人気がより高まるために要旨はとても大切ですが、この人たちは歌の力も抜群です。
ここが凄いところです。
ところで丘みどり、杜このみ、市川由紀乃は演歌歌手です。
日本全国で常にとても多くの演歌歌手が活動しています。
その中で群を抜いてくるためには何が必要でしょう。
この3人の歌手はたまたま容姿に恵まれていますが、それで演歌の世界で群を抜くことはできません。
ではどんな要素を持っていたのでしょう。
秘密をお教えしましょう。

3人とも、歌が抜群に上手いのです。

歌手にとって、この最もシンプルにして根源的な力を、この3人は持っているのです。

国立音大と東京芸大の声楽科で優秀な成績を収めている山田姉妹の歌唱能力についてはあらためて触れるまでもないでしょう。

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●「男と女が合体する」という甘美なイマージュと、1972年の『ウルトラマンA』。 [「言葉」による革命]

●「男と女が合体する」という甘美なイマージュと、1972年の『ウルトラマンA』。

末尾ルコ「エロティシズムと昭和文化史で知性と感性を鍛えるレッスン」

「男と女が合体する」・・・何と甘美な響きを持ったフレーズであり概念だろう。
「男と女が合体する」。
もちろんこの「合体」という言葉からイメージされる情景は人により異なってくるだろうが。
ある人は「男女の濃厚な情愛行為」を思い浮かべるだろうし、ある人は「男女が心身ともに緊密な状態で暮らしている姿」を思い浮かべるかもしれない。
そしてある人は、「一人の男と一人の女が、心も体も完全に合一し、渾然一体となり、しかしそれでいて個体として存在している」・・・そんな現実的には不可能な境地を創造するかもしれない。

「一人の男と一人の女が、心も体も完全に合一し、渾然一体となり、しかしそれでいて個体として存在している」・・・ところがこの境地を子ども向け特撮ドラマとして描いた作品がかつてあった。
そう、『ウルトラマンA』だ。

『ウルトラマンA』において、「北斗」と
「南」という一組の男女は、「合体」し、スーパーヒーローとなり、侵略者たちと戦う。
1972年に放送されたこのウルトラシリーズの継承者は、当時頑是ない子どもだったわたしに対して具体的なセックスなどのイメージを喚起することはなかったが、おませな子どもだったわたしにはもちろん「好きな女の子」などもいたわけで、(~ちゃんと合体すると、どんな感じになるのだろう)と、やはりある種甘美な空想に浸った記憶がある。
しかし時期に、『超人バロム・1』という特撮ドラマがあり、こちらは何と、

「男と男が合体」

してスーパーヒーローに変身するという設定で、これに関してわたし自身は何ら甘美なイメージを持たなかったが、今考えれば、「そうした嗜好」の人たちにとっては、「なかなかの設定」だったのかもしれない、などと。


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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ詩D「猫、ワクワク」篇。2017年6月10日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩D「猫、ワクワク」篇。

「猫、ワクワク」

高知市薊野にある


フィリップ・マーロウの
頭の回転の速さに感心しつつ、
あのナタリア・オシポワは
「二重関節」なのかしらと
あらためて
感心し、
しかし口内炎には少々苛立ち
近所の建築作業音に
シエスタあるいはシエストを
邪魔される
そんなおれさ

高知市薊野にある


・・・・・・

ぼくの素敵なネコを
最高にワクワクさせたい
そんなぼくさ!

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

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