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●末尾ルコ詩D「柳腰の女」 [「言葉」による革命]

末尾ルコ詩D「柳腰の女」

柳腰の女に
スカートは似合うのだろうか
でも

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2017年7月17日 [愛の景色]

疼かなければ
愛ではないという
セオリーも
あり得る

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「『乱歩ワールド大全』で江戸川乱歩を一気に復習!」2017年7月17年 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「『乱歩ワールド大全』で江戸川乱歩を一気に復習!」

末尾ルコ「読書で知性と感性を鍛えるレッスン」

最近の少年少女は江戸川乱歩を読んでいるのだろうか。
わたしは小学生時代、まずジュブナイル版の乱歩を読み漁り、続いて文庫の大人向け乱歩も次々と読破。
小学時代にほぼすべての乱歩作品を読み尽したわけだが、これだけ幸福な読書期間は滅多にないくらいに今でも記憶している。
とにかくおもしろい、圧倒的におもしろい、小学生時代、もちろん他にもいろいろ読んでいたけれど、ワクワクドキドキウキウキは他の追随を許さなかった、少なくとも小学生のわたしには。

そんな江戸川乱歩。
今、「復習」するにはもってこいの書籍が

『乱歩ワールド大全』(野村宏平 洋泉社)

実に細かく乱歩の世界を分析・解析、しかしもちろん小難しい路線に走ることなく、「乱歩らしく」楽しい本に仕上がっている。
とりわけ「チンピラ別動隊」の名簿まで掲載されているのには敬服した。
「チンピラ別動隊」。
実はわたしも最近まで存在を忘れていたが、『乱歩ワールド大全』によれば、「少年探偵団」は基本的に「いいところの子どもさん」がメンバーになっており、「危険な任務には手を染めない」。
その分、「チンピラ別動隊」が危険なミッションに挑むのだそうだ。

ちなみにわたし、子どもの頃はより妖しい雰囲気の新潮文庫で乱歩の小説読むのが好きだった。
で、好きな「乱歩ワード」の一つが、

「猟奇の徒」

「猟奇の徒」ですって・・・うふふ。


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●ファティマの聖母像、秋田へ。 [「言葉」による革命]

●ファティマの聖母像、秋田へ。

末尾ルコ「奇跡とは?」

2017年9月、秋田にファティマの聖母像がやってくるという。
秋田市添川湯沢台のカトリック女子修道院「聖体奉仕会」にファティマの聖母像がやってくると。
「ファティマの奇跡」で伝えられていることを、素朴に信じるつもりはないが、「ファティマの奇跡」のような伝承が存在する世界の方が、きっとおもしろい。
きっと豊饒である。
しかしもちろんそれは、「ファティマの奇跡」を素朴に信じればいいとか、ましてや熱烈に信じるべきだとか、さらに言えば、「ファティマの奇跡」まがいのことを信じたほうがいいとか、そんなことを言っているわけではないのである。


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●「美」という共通概念の中で、テニスとプロレス(例 力道山VS木村政彦あるいは上田馬之助)はどれだけ重なっているのか? [「言葉」による革命]

●「美」という共通概念の中で、テニスとプロレス(例 力道山VS木村政彦あるいは上田馬之助)はどれだけ重なっているのか?

末尾ルコ「テニスとプロレスの話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

わたしがテニス観戦を愛する理由はもちろん世界トップ選手同士の圧倒的にエキサイティングな試合内容もあるが、それ以上に魅了されるのが、トップテニス選手たちが試合中に見せつけてくれる「美」である。
世界トップクラスのアスリートはどんなスポーツでも美しいものだと思うが、テニス選手たちの完璧なまでにバランスの取れた「美」は別格だ。
そもそもテニス選手たちは、体形自体が他のスポーツ選手たちよりバランスが取れていて美しい人が多いし、それが試合でコートの内外を、身体能力、運動神経の限界に挑みながらムーヴする姿は正に超一級の美術品なのである。

テニスとはあまりに違う世界だが、わたしが魅了された昭和のプロレスも審美的要素が濃厚な世界である。
「すべてが」ではもちろんない。
しかし時によりリング上に突如現れる「ものの見事な画」は、わたしたちファンの心に、
間違いなく「死ぬまで」刻印され続けることになるはずだ。
それはテニスが「人間の正統的な美の限界」を見せつけてくれるのに対し、プロレスは「フィクションとリアルの境界線で揺れ動く、誰もが明確に理解していない場所から湧き出てくる蜃気楼」とでも言うべきだろうか。

例えば、「力道山VS木村政彦」。
どうしても凄惨な「力道山のブック破り」に注目してしまうけれど、そこに至るまでのオーソドックスでクラシカルなプロレスのやり取りが実にコクのある美しい展開なのである。
派手な技は何一つなく、プロレスの基本たる組技や投げ技、そして「間合いを測る」ムーヴなどで構成されているが、今のわたしたちは後半の歴史的カタストロフを知って観ているからなおさら、その静かな造形美に悪魔が潜んでいるようにさえ見えるのである。

あるいは、仰向けに倒れている相手レスラーの首を、膝をつき執拗にクロウで締め上げる「まだら狼」上田馬之助の姿であるとか。

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ詩D「猫、マローヤの蛇」篇。2017年7月17日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩D「猫、マローヤの蛇」篇。

「猫、マローヤの蛇」

高知市薊野にある


マローヤの蛇は
蛇ではないのです
それはじゃあ
まだら色した紐かというと
そうではなくて
マローヤの蛇は
空に浮かぶもの
空をうねうねと這う
蠢くもの
それが
マローヤの蛇

高知市薊野にある


・・・・・・

ぼくの素敵なネコと
驚くような景観を
一緒に愉しみたいものさ!

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ詩D「猫、ベルリン」篇。2017年4月17日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩D「猫、ベルリン」篇。

「猫、ベルリン」

高知市薊野にある


アドルフとハインリヒ
エヴァ・ブラウンと
そして迫りくるソ連軍と
戦後のホーネッカー
ああドイツ
ドイツ
あの時の
ベルリン

高知市薊野にある


・・・・・・

ぼくの素敵なネコのために
いかなる世界の非道も
許さない!

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

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