SSブログ

●ついに日本映画界を牽引するだけの力を発揮し始めた綾野剛出演の『リップヴァンウィンクルの花嫁』と『日本で一番悪い奴ら』は必見。 [「言葉」による革命]

●ついに日本映画界を牽引するだけの力を発揮し始めた綾野剛出演の『リップヴァンウィンクルの花嫁』と『日本で一番悪い奴ら』は必見。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

この2年間ほどに鑑賞した日本映画ですぐに、「あれはよかった!」と念頭にポップアップする作品が2本あって、

『リップヴァンウィンクルの花嫁』と
『日本で一番悪い奴ら』である。

この2作品の大きな共通点は、映画ファンならすぐ分かるだろうが、綾野剛が主演閣で出演しているのである。
しかもどちらも「綾野剛が愉しませてくれる」

『リップヴァンウィンクルの花嫁』の花嫁は黒木華が不動の主人公であるけれど、綾野剛は男優陣の主演格でワクワクさせてくれる。

『日本で一番悪い奴ら』は綾野剛の単独主演。

この綾野剛がまた素晴らしく楽しい。

もともと魅力的な俳優である綾野剛が、いよいよ名実ともに日本映画界を牽引するようになった。
「綾野剛の映画」・・・今後、今まで以上に要チェックである。

nice!(10)  コメント(1) 

極限の愛、日常の愛、その言葉 2017年8月18日 [愛の景色]

そもそもわたしも
「無」だったのではないか

nice!(6) 

〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「スターチャンネルで鑑賞した映画『バラバ』が素晴らしかったのは原作がよかったからか?2017年8月18日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「スターチャンネルで鑑賞した映画『バラバ』が素晴らしかったのは原作がよかったからか?

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

リチャード・フライシャー監督の『バラバ』という映画の存在はもちろん知っていたが、何と2016年スターチャンネルで放送するまでわたしは未見だった。
「バラバ」とは聖書の出てくる盗賊で、ユダヤ民衆の選択により、イエス・キリストを処刑にする代わりに釈放された男だ。
わたしは歴史物映画は大好物で、さらに「イエス・キリスト物」「ローマ帝国物」などのは目がないものなのに、今まで『バラバ』を鑑賞していなかったのは不思議だが、しかしかつて名作の名をほしいままにしていた映画でも、例えば『ベン・ハー』など今鑑賞すると大味に過ぎるものもあるから、必ずしも積極的に『バラバ』を観たいというモチベーションはなかったのだろう。
確かに『ベン・ハー』や『クレオパトラ』は、実際の大群衆、実物の巨大なセットなどを使ったスペクタクルシーンは凄まじいが、物語の語りが平板であったり、見せ場のシーン以外はダイナミズムに欠けた演出だったりと、しかも上映時間が長尺なものだから間が持たないというのは事実だ。
その点、『バラバ』はまったく倦む時間がない。
原作がスウェーデンのペール・ラーゲルクヴィストによるノーベル文学賞受賞小説であるのも成功の原因だろうし、しかしいかに原作がよくても映画が成功しない例は枚挙に暇がないわけで、『バラバ』の場合は演出、そしてキャストがよかった。
これが第一だ。

●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

「月が好きか」という問題は [「言葉」による革命]

「月が好きか」という問題は とても重要なのです。 動け!

●内藤哲也の2017G1優勝、柴田勝頼がリングであいさつ・・・などのニュースから、『ギブUPまで待てない』などの時代を思い出す。 [「言葉」による革命]

●内藤哲也の2017G1優勝、柴田勝頼がリングであいさつ・・・などのニュースから、『ギブUPまで待てない』などの時代を思い出す。

末尾ルコ「プロレスの話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

内藤哲也が4年ぶりのG1優勝を飾ったそうである。
しかし思えば第1回G1クライマックスで蝶野正洋が優勝した時はプロレス誌を眺めながら、(ああ、今はこんなイベントが盛り上がっているんだ)と平坦な印象を受けたのみだった。
要するに、当時の新日本プロレスに対する興味はかなり薄れていた。
どちらかと言えば、全日本プロレスの方をよりまとも観ていたかもしれない。
この辺りの時代については、自分でまたいろいろ調べてみたいと思っている。
テレビ放送の問題もあっただろう。
もともと高知にテレビ朝日系のネットはなく(いまだにない)、『ワールドプロレスリング』はTBS系のテレビ高知の深夜帯に放送していたのだが、人気を失い、視聴率も獲れなくなり、『ギブUPまで待てない!!』という、山田邦子が司会進行役を務めるという酷い番組構成となり、それでも人気が復活するはずもなく、高知では一旦『ワールドプロレスリング』の放送は終了しているはずだ。
『ギブUPまで待てない!!』が開始されたころはまだまだコアな猪木ファン、新日ファンが多くいて、怒り狂った投稿などをプロレス誌紙で見かけたが、わたしは「怒り」などよりも、ただ侘しい気分だった。
テレビ局が視聴率次第でどうとても動くものだということは分かっていたが、あれだけ多くの国民を熱狂させていたアントニオ猪木が、試合前の控室でふざけたインタヴューを受けるようになろうとは・・・という感じである。
この時代のコアな猪木ファン、新日ファンの存在は、猪木、新日に勢いがある時はまだいいとして、勢いを失ってしまった後は、レスラーや団体にとってかなり厄介な要素を持ったファンになっていた。
そうしたファンの多くは当時の10大港違反から20代後半くらいまでの人たちだと見えたが、多くは村松友視の『私、プロレスの味方です』がちょっとしたブームになって以降にファンになった層だったと思う。
それは現在も動画サイトで視聴できる映像を一見するだけでも明らかで、猪木がタイガー・ジェット・シンと抗争を繰り返していた時期には大人の男性が客先の中心を占めているが、スタン・ハンセンが定着し、国政プロレス軍団との抗争を始めた時期の観客は若い男性が多く、ほとんど宗教的法悦境の雰囲気さえ漂わせながら、「猪木コール」を繰り返していた。

ところで硬膜下血腫で緊急手術を受け欠場中の新日本プロレス柴田勝頼が13日にリングへ上り、挨拶をしたのだという。
取り敢えず、きちんと自分の脚でリングへ上がり、しっかり挨拶できるようになったのは素晴らしいが、硬膜下血腫まで至ったばかりの人間に対して、みだりに復帰話をするべきではないと思う。

nice!(26)  コメント(1) 

〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ詩D「猫、シムノン」篇。2017年8月18日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩D「猫、シムノン」篇。

「猫、シムノン」

ジョルジュ・シムノンの原作を読む
ガレージにいた蟷螂に思いを馳せながら
あれは何の映画の原作だっけ?
それを知っているのはMしかいない
なぜならば、
その時それを読んでいたのを知っているのは
Mだけだから

・・・・・・

ぼくの素敵なネコに
どんな隠し事もなしさ!

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)