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●誰も山田姉妹のようには歌えない。 [「言葉」による革命]

●誰も山田姉妹のようには歌えない。

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

そもそも「ある歌」のポテンシャルとは一体何なのか?
「ある歌の持つポテンシャル」と「歌い手のポテンシャル」は、どのような関係にあるのか?

少なくとも言えるのは、今、山田姉妹のように歌える「歌い手」は、他にはいない。

たとえ世界超一流のソプラノでも。

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画の中の愛と官能とエロティシズム~キスシーン考察」。2017年11月19日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画の中の愛と官能とエロティシズム~キスシーン考察」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

ところで件の英Total Film誌が2013年に発表した「映画史に残る最高のキスシーン50」の中の20位まで。
再び並べると次のようになっているが、

1.「地上より永遠に」バート・ランカスター&デボラ・カー
2.「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」ハリソン・フォード&キャリー・フィッシャー
3.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」クリスピン・グローバー&リー・トンプソン
4.「きみに読む物語」ライアン・ゴズリング&レイチェル・マクアダムス
5.「スパイダーマン」トビー・マグワイア&キルステン・ダンスト
6.「カサブランカ」ハンフリー・ボガート&イングリッド・バーグマン
7.「ブロークバック・マウンテン」ヒース・レジャー&ジェイク・ギレンホール
8.「わんわん物語」レディ&トランプ
9.「タイタニック(1997)」レオナルド・ディカプリオ&ケイト・ウィンスレット
10.「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」ルパート・グリント&エマ・ワトソン
11.「ゴッドファーザーPARTII」アル・パチーノ&ジョン・カザール
12.「ティファニーで朝食を」ジョージ・ペパード&オードリー・ヘプバーン
13.「フォー・ウェディング」ヒュー・グラント&アンディ・マクダウェル
14.「めまい」ジェームズ・スチュワート&キム・ノバク
15.「プリンセス・ブライド・ストーリー」ケイリー・エルウェス&ロビン・ライト
16.「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」ハリソン・フォード&カレン・アレン
17.「風と共に去りぬ」クラーク・ゲーブル&ビビアン・リー
18.「素晴らしき哉、人生!」ジェームズ・スチュワート&ドナ・リード
19.「マルホランド・ドライブ」ローラ・エレナ・ハリング&メリッサ・ジョージ
20.「ゴースト ニューヨークの幻」パトリック・スウェイジ&デミ・ムーア

これら映画の中のキスシーン。
こうしてランキング上位に並ぶだけのキスシーンを持った映画ばかりのはずだけれど、わたし、ほとんどそれらキスシーンが頭に浮かんできません。
さすがに1位の『地上より永遠に』は、なにせこの映画を紹介する写真が普通はバート・ランカスターとデボラ・カーのあまりに有名な波打ち際のキスシーンと言うかラブシーンは、そりゃあ記憶に残るわけだ。
『地上より永遠に』の波打ち際のシーンは素晴らしく美しいシーンだけれど、人工的であり、生の官能性やエロティシズムはやや希薄である。

で、トップ20の作品を眺めて、

「男同士のキスシーン」が含まれてますね。

はい。
『ブロークバック・マウンテン』

『ゴッドファーザーPARTII』

しかしこの2本、「男同士のキス」ではあったけれど、そのキスの文脈はまったく違うものだった。

などと書きながら、とてもとても官能的かつエロティックなキスシーンがあったのを思い出した。

ジャン・ルノワール監督の『ピクニック』の中でのキスシーンだ。(つづく)

●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

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●ある歌が在る。 [「言葉」による革命]

●ある歌が在る。

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

ある歌が在る。
一体だれが歌うと、その曲が十全に魅力を発揮するのか?

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●2017年G1、棚橋が内藤にかけたテキサス・クローバー・ホールドの「美」と、長州力のスコーピオンに「耐える」猪木に共通点はあるのか? [「言葉」による革命]

●2017年G1、棚橋が内藤にかけたテキサス・クローバー・ホールドの「美」と、長州力のスコーピオンに「耐える」猪木に共通点はあるのか?

末尾ルコ「プロレスの話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

新日本2017年G1クライマックス。
の試合の中で、内藤哲也VS棚橋弘至とバッドラック・ファレVS永田裕志を『ワールドプロレスリング リターンズ』で放送していたから観てみた。
バッドラック・ファレの下手なプロレスに関しては今更語るまでもないが、永田裕志の「白目パフォーマンス」はけっこう好きなので、その時間を楽しみに観戦することができた。
いわゆる「全盛期の永田裕志」はわたしの好みのレスラーではなく、なぜかと言えば、当人の外見や雰囲気とファイト内容がどうも釣り合ってない印象が強かったのだ。
当時の永田のキャラクターは、「新日正統派+UWF風」といったところで、要するにエース格だったのだと思うが、どちらかと言えば、脇で光るタイプだと思うし、UWF風の蹴りなどはどうもしっくり来なかった。
そんなわけで、エース格から降りた後の、「味があるキャラクター+白目」の方がずっと気持ちよく観ていられるのである。

一方、内藤哲也VS棚橋弘至は現在の新日本の黄金カードであるが、「いつもの展開」で、それは決してわたしの好みではないのだけれど、十分に観客を湧かせる、お金を取れるクオリティを発揮できることは誰もが知っている。
しかし同時に、「いつもの展開」だと、(ああ、よくやってるなあ)くらいの印象しか(わたしのような人間は)持たないのであるが、今回は(おっ!)というシーンがあった。
それは棚橋弘至が内藤哲也にテキサス・クローバー・ホールドをかけるシーンで、リング上には内藤の首から上しか着いてないほどの強烈な角度でのホールド状態がかなりの時間続いた。
この展開を観て当然思い出すのが、アントニオ猪木が長州力のスコーピオンズ・デス・ロックを長時間耐えるというシーンだ。
わたしの周囲には猪木がエビ反ったまま延々と耐えるシチュエーションに、(あれは、凄い!)と感心する向きもあったのだけれど、わたしはまったくノレなかった。
明らかにあの展開は、「自らの動きで観客を魅了できなくなった」時期の猪木が観客を湧かせるための苦肉の策として編み出した「耐え芸」だとしか思えなかったのである。
身体が動かなくなってからの猪木は「臭い芝居」ばかり目立つようになり、「スコーピオンに長時間耐える」もその一つだったと思うが、やはり「かつての猪木」を知っている人間にはまったくノレないものがあった。

しかし今回見た、「棚橋のテキサス・クローバー・ホールドに耐える内藤」という展開は、まず棚橋が「本当に苦しそうに見えた」し(多分、本当にキツかったのだと思う)、技をかける棚橋弘至の姿も美しく見えた。

と、たまには「今のプロレス」を讃えるのもやぶさかではないわたしです(←山田姉妹「みずいろの手紙」風に)。

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ詩D「猫、勝つ」篇。2017年11月19日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩D「猫、勝つ」篇。

「猫、勝つ」

Stephane Bullionのダンスを
立て続けに観た
例えば『カルメン』とか
もちろん例の
『くるみ割り人形』とか
そしてもちろん
バレエでは敵わなくても
愛の力と言葉の魔力では
絶対に勝つと
それは当然でなければならず

・・・・・・

勝つのだ、
ぼくの素敵なネコのために
いつでも
負けそうになっても、
必ず勝つ!

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

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